Armadilloフォーラム

ADTE2のインストールについて[Armadillo9]

ft_tcy

2021年5月26日 19時13分

Armadillo9を使用するため、開発環境(ATDE2)をインストールしております。
仮想マシンでDebianを立ち上げ、Armadillo9を接続してもATDE2が起動しない状況です。
ADTE2が起動できるような環境構築方法はございますでしょうか。
ホストOSが32bitのためVMwareが使用できず、VirtualBoxを使用しております。

現在のインストール環境
ホストOS:WindowsXP Pro SP3 32bit
仮想マシン:Virtual Box Ver5.2.44 r139111
仮想OS:Linux Debian 32bit
PCとArmadillo9との通信方法:シリアルケーブル

よろしくお願い致します。

コメント

at_hanada

2021年5月26日 21時44分

> 現在のインストール環境
> ホストOS:WindowsXP Pro SP3 32bit
> 仮想マシン:Virtual Box Ver5.2.44 r139111
> 仮想OS:Linux Debian 32bit
> PCとArmadillo9との通信方法:シリアルケーブル

Windows XPは使える環境がないため、
Windows 10のVirtualBox-6.1.22-144080-Winで試しました。
注意点は共通すると思いますので、この結果を参考までにそのまま記載します。

最初に、atde2-20101104.zipを展開しておきます。

Oracle VM VirtualBoxマージャーを起動し、新規を押します。
名前にATDE2と入力、タイプをLinux、バージョンをDebian (32-bit)に。
ハードディスクには「すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する」を選択し、
右端のアイコンボタンを押して「ハードディスク選択」で追加ボタンを押し、
展開したatde2-20101104ディレクトリにあるatde2.vmdkを開きます。
atde2.vmdk 8.00GB(仮想) 5.62GB(実際)の表示になればOK、「選択」を押します。
「作成」を押すと、システム構成が表示された状態になります。

「ストレージ」で、「コントローラー: SATA」の下にatde2.vmdkがあることを確認してください。
問題なければ「設定」を押します。
「システム」を選んで、拡張機能の「I/O APICを有効化」をチェックし、OK。(重要)
戻ったら「起動」を押してください。しばらくすると、Linuxが起動しますが、
画面が2度フラッシュして、「Failed to start the X server ...」といった表示に。
ここは< No > → < OK >を選んで、CUIに戻ってください。

atde login: からroot/rootでログインし、以下のように入力していきます。

atde# export LANG=C
atde# find /etc|grep vmware-tools|xargs rm -rf
(vmware-toolsによる自動設定スクリプトを削除しています。注意深くコマンド入力してください)

ここで、Oracle VM VirtualBoxのメニューの「デバイス」から、
一番下の「Gust Additions CDイメージの挿入...」を選択します。
ふたたびCUIに戻り

atde# mount /dev/hdc /mnt
(mount: block device /dev/hdc is write-protected…といったメッセージであれば成功)
atde# /mnt/VBoxLinuxAddtions.run
(多少の時間がかかります)
atde# reboot

うまくいけば、再起動後はX Windowシステムの表示まで辿り着きます。

もともとがVMware用に仕立て上げたイメージですので、
VirtualBoxでは使い勝手にかかわる機能の制限があったり、
またネットワーク構成がうまくいかないなど別のトラブルに当たるかもしれません。
(私の手元では、上記の手順で最低限の動作に支障はなかったのですが)
どうしても環境に拠ってしまいますので…うまくいけば良いのですが。