2.6系のカーネルで出力解像度を変更する方法について説明しいます。2.4系のカーネルをご利用の方はこちらをご参照ください。
ビデオ出力解像度を変更する場合、カーネルパラメータに希望解像度を指定します。 カーネルパラメータは、Hermitのプロンプトから、setenvコマンドを使って設定します。
解像度と色深度の変更
hermit> setenv video=ep93xxfb:CRT-800x600,8bpp
としておくことによりSVGA(800x600),8ビットカラーになります。
設定できる文字列は以下の通りです。
解像度 (代表的なもの)
CRT-640x480@60 : 640x480 60Hz
CRT-640x480@72 : 640x480 72Hz
CRT-640x480@75 : 640x480 75Hz
CRT-800x600@56 : 800x600 56Hz
CRT-800x600@60 : 800x600 60Hz
CRT-800x600@72 : 800x600 72Hz
CRT-800x600@75 : 800x600 75Hz
CRT-1024x768@60 : 1024x768 60Hz
CRT-1024x768@70 : 1024x768 70Hz
CRT-1024x768@75 : 1024x768 75Hz
色深度
8bpp : 8ビットカラー
16bpp : 16ビットカラー
24bpp : 24ビットカラー
32bpp : 32ビットカラー
ビデオクロックについて
EP93xxのビデオクロックには、
- CPUクロック(の元となるもの)
- (通常)48MHz×N(USB系)
- 14.7456MHz
の3種を元に、比較的近いクロックを自動生成したものを使用します。
正確なビデオクロックが必要な場合や、ご利用のモニタと相性が悪い場合は、 上記のクロックの調整を行ない、デバイスドライバーのソースコードを修正することで、 ご希望のクロックを作り出せる可能性があります。
ソースコードは、linux-2.6.12.3-a9/drivers/video/ep93xxfb.c を、クロックツリーは、EP9315 Users Guide の 「5.1.5 Clock Control」を参照してください。