at_shiita.ishigaki
2022年2月16日 8時30分
同じディレクトリにあるシェルスクリプトを一括で実行するにはrun-partsコマンドを実行します。
※ここでは例として、hogeとfugaというシェルスクリプトを作成し、実行します。
[armadillo~ ]# cat << EOF > hoge #!/bin/sh echo hoge EOF [armadillo~ ]# cat << EOF > fuga #!/bin/sh echo fuga EOF [armadillo ~]# chmod +x hoge fuga [armadillo~ ]# run-parts ./ fuga hoge
スクリプト実行の順番は名前順となります。
スクリプト実行の順番を逆にする場合は--reverseオプションを使用します。
[armadillo~ ]# run-parts --reverse ./ hoge fuga
実行されるスクリプトのファイル名はASCIIの小文字・大文字・数字・アンダースコア・ハイフンのみとなります。ドット等が含まれている場合は実行対象になりませんので、ご注意ください。
実行されるスクリプト名を表示するには--listオプションを使用します。
[armadillo~ ]# run-parts --list ./ .//fuga .//hoge [armadillo~ ]# cp hoge hoge.sh [armadillo~ ]# run-parts --list ./ .//fuga .//hoge
どのスクリプトが実行されているかを確認するには-vオプションを使用します。
[armadillo ~]# run-parts -v ./ run-parts: executing .//fuga fuga run-parts: executing .//hoge hoge
スクリプトに引数を与えるには-aオプションを使用します。
[armadillo ~]# cat << "EOF" > arg #!/bin/sh echo $1 EOF [armadillo ~]# run-parts -a piyo ./ piyo fuga hoge
run-partsコマンドを使用することで、cronに登録されているスクリプトのテスト等を行うことができます。