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Armadillo-640:USB Video Class(UVC)を有効にする

at_kazutaka.bito
2018年5月14日 9時56分

下記手順1~3までは、ATDE7で行います。

1.カーネルのソースコード(※)で、menuconfigを起動します。

※) Armadillo-IoT ゲートウェイ A6製品マニュアル「11.2. Linuxカーネルをビルドする」
11.2.1. 手順:Linuxカーネルをビルド「3. コンフィギュレーション」
まで実施済みを前提としています。
以下、ソースコードのディレクトリ名を"linux-v4.14-at[version]"としています。
[version]の箇所は使用しているバージョンで読み替えてください。

atmark@atde7:~/linux-v4.14-at[version]$ make ARCH=arm menuconfig


2.カーネルコンフィギュレーションを設定します。

上記1で起動したカーネルコンフィギュレーションの画面で、下記の設定を行います。

Device Drivers
[*] Multimedia support            // *を付ける
 [*] Cameras/video grabbers support    // *を付ける
 [*] Media USB Adapters        // *を付ける
   [*] USB_VIDEO_CLASS (UVC)        // *を付ける


3.ビルドします。

atmark@atde7:~/linux-v4.14-at[version]$ make ARCH=arm CROSS_COMPILE=arm-linux-gnueabihf-
atmark@atde7:~/linux-v4.14-at[version]$ make ARCH=arm CROSS_COMPILE=arm-linux-gnueabihf- LOADADDR=0x82000000 uImage

上記ビルドにより生成された

linux-v4.14-at[version]/arch/arm/boot/uImage

をArmadillo-640に置きます。


以降の手順は、Armadillo-640で行います。


4.カーネルイメージを書き換えます。

上記3のカーネルイメージ"uImage"があるディレクトリで下記コマンドを実行します。

root@armadillo:~# mount /dev/mmcblk0p2 /mnt
root@armadillo:~# cp uImage /mnt/boot/uImage
root@armadillo:~# umount /mnt

Armadillo-640を起動しなおすと、USB Video Class(UVC)に対応したUSBカメラを認識できるようになります。