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Armadillo-640:I2C有効化(at-dtwebの使用例)

at_kazutaka.bito
2019年3月7日 8時25分

Armadillo 製品アップデートのお知らせ (2019年1月/Armadillo-640対象) で、追加されたat-dtwebを使って、
Device Treeをカスタマイズしてみます。
ここでは、I2CとUART(標準イメージのコンソール用)の設定を行ってみます。

I2C2
 CON9の4ピン:SDA
 CON9の6ピン:SCL

UART1
 CON9の3ピン:RXD
 CON9の5ピン:TXD

1.at-dtwebの準備

Armadillo-640 製品マニュアル
20.3. Device Treeをカスタマイズする
20.3.2. at-dtwebの起動
までを実施し、at-dtwebを起動します。

2.I2C2の有効化

下の写真のように、I2C2の箇所でドラッグして、CON9の4/6ピンの箇所にドロップします。
I2C2が有効化されたピンは、赤く表示されます。

3.UART1(標準イメージのコンソール用)の有効化

下の写真のように、UART1の箇所でドラッグして、CON9の3/5ピンの箇所にドロップします。
UART1が有効化されたピンは、赤く表示されます。

4.DTBの生成

Armadillo-640 製品マニュアル
20.3. Device Treeをカスタマイズする
20.3.3.3. DTS/DTBの生成
を実施し、DTBを作成します。
armadillo-640-at-dtweb.dtb
が、I2C2、UART1が有効化されたDTBです。
このDTBをArmadillo-640に置きます。

以降、Armadillo-640での操作になります。

5.Armadillo-640のDTBを変更

Armadillo-640のDTBは
/boot/a640.dtb
にあります。
このa640.dtbを上記手順で生成した、I2C2とUART1が有効化されたDTB
armadillo-640-at-dtweb.dtb
に置き換えます。

root@armadillo:~# cp armadillo-640-at-dtweb.dtb /boot/a640.dtb


6.I2C2有効化の確認

Armadillo-640を再起動します。
I2C2のデバイスファイル(i2c-1)が存在することを確認します。

root@armadillo:~# ls /dev/i2c*
/dev/i2c-1