Armadillo-X1、Armadillo-IoT(G3/G3L)、Armadillo-640と作業用PCとシリアル経由でファイルの送受信を行う方法です。
参考)Armadillo-400/800シリーズの場合は、下記のブログを参照ください。
ZMODEMを使ってシリアル経由でファイルを送受信する
通信速度が遅いので、大きなサイズのファイルの転送には向いてませんが、簡単なスクリプトや、小さいサイズのログファイルの転送などには便利です。
そこで、Armadilloを使用する際に使うシリアル通信ソフト(ここではTeraTermを使用)のZMODEMを使い、シリアル経由でファイルを送受信する方法を紹介します。
この方法を使えば、コンソールでArmadilloに接続している状態であれば、特に追加の作業なく、そのままファイルを送受信できます。
作業用PCからArmadilloへファイルを送信する方法
まず、Armadilloで以下のコマンドを実行し、ZMODEM受信待ち状態にしてください。
[armadillo ~]# rz
TeraTermのメニューから「ファイル」-「転送」-「ZMODEM」-「送信」を選択し、送信したいファイルを選択します。
そうすると、TeraTermで選択したファイルが、Armadilloに転送されます。
Armadilloから作業用PCへファイルを送信する方法
まず、Armadilloで以下のコマンドを実行し、ZMODEM送信待ち状態にしてください。
[armadillo ~]# sz filename
※: filenameには送信したいファイルの名前を入れてください。
TeraTermのメニューから「ファイル」-「ディレクトリを変更」を選択すると、受信したファイルの保存先が設定できます。
TeraTermのメニューから「ファイル」-「転送」-「ZMODEM」-「受信」を選択します。
そうすると、Armadilloから作業用PCにファイルが転送されます。