Armadillo 製品アップデートのお知らせ (2015年9月/Armadillo-800シリーズ対象)

2015年9月30日11時54分

Armadillo-800シリーズのアップデートを行いました。

このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。

ブートローダがカーネルに渡すATAG_MEMの値を修正
- AV コーデックミドルウェアが使用するアドレス空間を除いたATAG_MEMを kernel に渡すように変更
  - ACM使用時にsetenv またはデフォルトのカーネル起動パラメータに必要だった「mem=384M」が不要になります
  - mem=384M あるいは mem=512M を起動パラメーターに渡した場合は、従来と同様に動作します

eth0 が down している状態で ethtool を使うと「Unable to handle kernel NULL pointer dereference」が発生する不具合を修正
vmsplit を user/kernel 2G/2G に変更
CMA の配置位置を調整する config を追加 (CONFIG_ARM_CMA_OFFSET_LIMIT)して適用 (動作に影響ありません)
AV コーデックミドルウェアのエラー処理を修正
- JPEGエンコーダー: デバイスドライバ内でメモリ確保に失敗した場合の処理を修正
- AACエンコーダー: channel_mode に不正な値を与えた場合の処理を追加
- AAC,JPEG,H.264エンコーダー、AACデコーダー: open時のエラー処理の返り値を修正
- H.264デコーダー: streamoff時にミドルウェアが不正な状態だった場合の返り値を -ENODEV に変更
- 全般: エラーメッセージの変更
- 全般: 通常の使用では発生しないエラーに対する処理を追加

ブートローダーの変更に伴い、デフォルトのカーネル起動パラメーターから "mem=384M" を削除
- 本修正に伴い、Linux カーネル v3.4-at16を使用する場合には、必ずブートローダー v3.7.0以降を使用してください

ブートローダー、カーネル、ATDEの変更に伴い、標準イメージが変更となります。

製品アップデート