2022年8月29日13時00分
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4のアップデートを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4 製品マニュアル (v1.10.0)
- 「2.3. 製品の保管について」 追加
- 「9.8.6. u-boot の環境変数の設定」 追加
- 「12.1.4. ロールバック(リカバリー)」 にロールバックに関する説明を追加
- 誤記および分かりにくい表記の修正
u-boot の環境変数に関しての注意点
mkswu 4.4 と Armadillo Base OS 3.16.2-at.3 のバージョンにおいて、SWU によるアップデートをインストールする度に u-boot の環境変数を Armadillo Base OS にある /boot/uboot_env.d の状態にリセットします。
ブートローダーをビルドした時に環境変数の変更を行った場合や、個別に setenv で変数の変更を行った場合には必ず /boot/uboot_env.d にも書いてください。
詳しい情報は こちら を参照ください。
Armadillo Base OS (3.16.2-at.3)
Armadillo Base OS は SWU イメージとして提供されます。 SWUイメージをインストールする方法については、製品マニュアルのSWU「イメージのインストール」 を参考にしてください。
Linux カーネル (linux-at-5.10.138-r0)
- linux-stable/linux-5.10.y merge 132 -> 138。
- armadillo g4 の dts: CPU 内部温度の設定上限を 95℃ から 105 ℃ に変更。
- x2_defconfig: 高温での停止に10秒のタイムアウトの追加。停止が遅い場合が強制的に停止されます。
- x2_defconfig: いくつかの netfilter のモジュールの追加。
- x2_defconfig: モジュールの圧縮の有効化。
- imx8mp のクロック設定の修正(usb_root_clk と hsio_axi の親クロック)。
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
上記以外の変更
- machine-id は誤って rootfs の一部として配信していました。このファイルを外して保存するようにしました。
- /etc/atmark/containers で起動されたコンテナは Armadillo 停止の時に TERM 信号で停止されます。5秒で停止できなかった場合に KILL されます。(以前は TERM せずに KILL で停止させていました)
- klogd のサービスを有効にしました。カーネルのログは /var/log/messages に保存するようになりました。
- zramswap のサービスを有効にしました。1GB の swap を圧縮してメモリ上で使います。「zramctl」で使用の確認ができます。
- /boot/uboot_env.d/00_defaults に u-boot のデフォルトの環境変数ファイルの追加。
ATDE
debian package
- mkswu 4.4
- /boot/uboot_env.d をインストールする度に適用するようにしました。詳しい情報は こちら にあります。
- /boot/uboot_env.d と /etc/machine-id をデフォルトの /etc/swupdate_preserve_files に追加。
- /boot/uboot_env.d にファイルがあっても、bootcmd がない場合に失敗するように変更。
イメージファイル
- Armadillo Base OS SWUイメージ baseos-x2-3.16.2-at.3.swu
- インストールディスクイメージ baseos-x2-installer-3.16.2-at.3.zip