製品名:
USB W-SIMアダプタ “DD” WS002IN
型番:
WS002IN
メーカー:
Y!mobile (旧ウィルコム)
動作状態:
動作可能
ドライバ
LinuxのPL2303ドライバを利用しますが、2.6.21以前のカーネルではドライバにWS002INのデバイス情報(VENDOR IDとPRODUCT ID)が登録されていないため追加する必要があります。
具体的に、カーネルソースのdrivers/usb/serial/pl2303.c
とdrivers/usb/serial/pl2303.h
を修正します。まず、pl2303.h
に以下の情報を追加します。
- VENDOR ID: 0x11f6
- PRODUCT ID: 0x2001
そして、pl2303.c
のデバイステーブル配列にpl2303.h
で追加した定義を登録します。
上記の変更にはLinux-2.6.22にWS002INのデバイス情報を登録するパッチを参考にしてください。
ドライバ制限
Linux-2.6.18のカーネルではWS002INをUSBハブ経由で利用する場合、以下のようなエラーは発生する時があるので、 WS002INを直接にArmadilloのUSBポートに接続してください。
pl2303 ttyUSB0: pl2303_open - failed submitting interrupt urb, error -28
動作確認
LinuxではWS002INがUSBシリアルコンバータとして認識されるため、通常のシリアルモデムとして扱わえます。
インターネットに接続するためにPPPを利用します。
atmark-distでPPP通信を行うにはこのHowtoを参考にしてください。
Debianを利用している場合、pppconfigコマンドを利用して簡単にPPPをセットアップできます。