ArmadilloではGUIツールキットとして「Qt(キュート)」を利用することができます。Qtは、C++言語で書かれたアプリケーションフレームワークです。Windows、Linux、MacOSなどのデスクトップOSの他、組み込みLinuxでも同じAPIを使えるマルチプラットフォームで、デスクトップPCから組み込み機器まで同じアプリケーションを動作させることができる点が大きな特長です。
Qtのライセンス
Qtは複数のライセンスのもとで頒布されており、商用版(Qt Commercial License、Digia社から提供)とオープンソース版が存在します。商用版はQt販売代理店からご購入可能です。
商用版Qtを使用して開発するときは開発者ライセンス(Developer License)が、Armadillo用Qtアプリケーション(商用版で開発)を組み込んだ機器を製品化するときはランタイムライセンス(Runtime Distribution License)が必要です。商用ライセンスは、Qt販売代理店からご購入いただけます。Armadillo + Qtでの製品化をお考えの際は、アットマークテクノ営業部までお問い合わせください。
※注意:一旦オープンソース版で製品開発をスタートした場合、後から商用版に切り替えることができません。Armadilloで製品化する場合は、開発に着手する前に、あらかじめ各ライセンスの詳細・制限についてよく確認・理解した上で、開発物のライセンス種別を選択してください。