Armadillo-IoTゲートウェイは、センサーデータをクラウドにアップロードするまでを仲介する「IoTゲートウェイ」を開発・製品化するための組み込みプラットフォームです。
「回路設計や筐体設計など“モノづくり”の知識がなくてもオリジナルのIoTゲートウェイを製品化できる」ことをコンセプトとした製品・サービス構成で、IoTビジネスの概念検証(PoC)やシステム試作向けにも最適です。
CPUボードとセンサー接続インターフェース、通信モジュール、モバイルSIMなどまでをカバーするラインアップの中から必要なものをピックアップし、自分仕様のIoTゲートウェイを実現することができます。OSとしてDebian GNU/Linuxを採用しているので、アプリケーションも自由に開発・実装することが可能です。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3は、エッジコンピューティング時代のIoTゲートウェイへの利用を想定し、Arm Cortex-A7 Dual(コアクロック1GHz)の高性能SoC「i.MX 7Dual」(NXPセミコンダクターズ製)を搭載しています。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3 は、3G/LTE通信に対応しています[*1]。
3G/LTE対応の通信モジュールを搭載したアップグレード版を提供しています(NTTドコモ対応版/ソフトバンク対応版/KDDI対応版)。
[*1] 量産用は3G/LTE対応・非対応のモデルを選択可能です。 詳細や製品保証については、各製品の詳細ページに記載されている各社窓口にお問い合わせください。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3 の本体の基板とBtoB(基板対基板)コネクタで接続できる、インターフェース拡張用のモジュールです。オプションとしてラインアップされている各種のアドオンモジュールを選択し、専用スロットに装着することで、シリアル(RS232C/422/485)や省電力無線通信など、さまざまなインターフェースを追加することができます。
※Armadillo-IoTゲートウェイ G3は、本体1台にアドオンモジュール2個分のスロットを搭載しています。
RS232C、RS422/485などFA用途でよく使われるインターフェースの他、DI/DO/AD対応のアドオンモジュールも提供しています。
※オプション品としてArmadillo販売代理店からご購入いただけます。
RS232Cアドオンモジュール
型番:OP-AGA-RS00-00
※開発セットに同梱
●アットマークテクノ製
絶縁シリアルアドオンモジュール
型番:OP-AGA-RS01-00
RS232C/422/485(D-Sub 9ピンオス)
●アットマークテクノ製
絶縁RS485アドオンモジュール
型番:OP-AGA-RS02-00
RS422/485(端子台:端子ピッチ3.5mm)
●アットマークテクノ製
絶縁IOアドオンモジュール
型番:OP-AGA-DA00-00
●アットマークテクノ製
920MHz帯無線通信対応のアドオンモジュールを提供しています。
※アットマークテクノ製品は、オプション品としてArmadillo販売代理店からご購入いただけます。
Wi-SUNアドオンモジュール
型番:OP-AGA-WS00-00
●アットマークテクノ製
EnOceanアドオンモジュール
型番:OP-AGA-EN00-00
●アットマークテクノ製
パートナー各社から、920MHz無線通信モジュール搭載のアドオンモジュールが提供されています(ご購入については詳細ページに記載されている各社窓口までお問い合わせください)。
アットマークテクノ製、パートナー製を含め、アドオンモジュールの動作確認情報を以下で公開しています。
アドオンモジュールの全ラインアップを見る
パートナー製アドオンモジュールを見る
Armadillo製品本体に接続してすぐに使えるIoTセンサーをパッケージ化して提供しています。
Armadillo製品本体とWi-SUNで通信する、温湿度・開閉・人感センサーです。株式会社ディーディーエル製のセンサー「e-DISP・Z(イー・ディスプ・ズィー)」を採用しています。
IoTセンサーパッケージ / e-DISP・Z(温湿度・開閉・人感)
温湿度・開閉・人感センサーと、専用Wi-SUNアドオンモジュールのセットです。
他社製のセンサーの動作確認情報を[技術情報]メニューで随時公開しています。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3 と各社製センサーの動作確認情報
Armadillo-IoTゲートウェイ G3にはDebian GNU/Linuxがプリインストールされており、PCライクな開発が可能です。オープンソースソフトウェアを含む多くのLinuxソフトウェア資産を活用して、ユーザーオリジナルのアプリケーションを自由に開発することができます。
開発言語として、C/C++言語だけでなく、Oracle Javaやその他のスクリプト言語にも対応しています。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3の出荷用ユーザーランドにはRubyインタプリタがプリインストールされており、Rubyを使ってArmadillo-IoTゲートウェイ G3上でネイティブ開発を進めることも可能です。また、Debianの提供する豊富なパッケージ群の中から、PythonやNode.jsなどの言語を自由にインストールできます。
クロス開発には、無償のArmadillo専用開発環境「ATDE」をご利用いただけます(ATDE 6対応)。ATDEを使うことで、開発用PCの用意やツールのインストールなど開発環境を整える手間を軽減することができます。
ATDE(Atmark Techno Development Environment)とは
ATDEは、VMwareなど仮想マシンで動作するデータイメージで、Linuxデスクトップ環境をベースにGNUクロス開発ツールやその他の必要なツールが事前にインストールされています。ATDEの最新バージョンは、Armadilloサイトから無償でダウンロードできます。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3は、海外各国の機器認証の取得を進めています(主にASEAN地域および欧州対象)。
詳しくは以下のページをご覧ください。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3はArmadillo本体の設定や動作状況の確認をリモートで実施できるクラウドサービス「node-eye(ノード・アイ)」に対応しています。
「デバイスの状態把握」と「設定・アップデート」の機能をクラウド経由で実現します。デバイスの状況をリモートで確認し、設定までをクラウド経由で処理できるので、故障解析機能を実現したい場合などにも役立ちます。
量産製造の際は、セミオーダー式で必要なハードウェア構成を指定できる「BTOサービス」をご利用いただけます。
BTOサービスでは、アドオンモジュールの種類、アンテナやACアダプタなど備品の添付の有無などを選択できる他、イメージデータの書き込みやケーシングまで指定できるので、開発したゲートウェイをより早く商品化したい場合に便利です。
※BTOサービスはMOQ(最小発注数量)=10台でご提供しています。量産品を1台からご購入されたい方向けに、3Gモジュールの搭載有無、WLAN+BTコンボモジュールの搭載有無などの仕様を固定したラインアップも用意しています。詳細は製品ラインアップからご覧ください。
拡張ボードやデバイスドライバの開発を委託したい場合など、Armadilloをベースとしたモノづくりや組み込みLinux開発に関するコンサルティングをご希望のお客様向けに、 Armadilloをベースとしたモノづくりに精通するプロが所属する「Armadilloインテグレーションパートナー」をご紹介しています。
認定者が持つプロの知識と経験、各社の技術ノウハウを活かして、仕様策定から開発、量産・製造まで、Armadilloを使用したお客様のシステムを具現化するための各工程の効率化・迅速化をサポートします。詳しくは以下をご覧ください。
詳細やご購入に関するお問い合わせは、下記のWebフォームからお寄せください。