at_takuma.fukuda
2019年7月4日 8時45分
wxWidgets
wxWidgetsはC++で開発されているクロスプラットフォームの GUIツールキットです。
wxWidgetsを使用して、どのようなGUIを構築できるかを示すサンプルプログラムがパッケージとして公開されています。
インストール
以下のコマンドを実行して、開発パッケージとサンプルプログラムのパッケージをインストールしてください。
[armadillo ~]# apt-get install libwxgtk3.0-dev wx3.0-examples libglu1-mesa-dev
ビルド
インストールしたサンプルプログラムはすべて実行ファイルが無くソースコードの状態となっており、
また、圧縮された状態で下記に格納されています。
/usr/share/doc/wx3.0-examples/examples/
このフォルダに格納されている「unpack_examples.sh」を実行すると、指定のディレクトリの直下の「samples」というディレクトリに圧縮されていたソースコードが展開されます
[armadillo ~]# /usr/share/doc/wx3.0-examples/examples/unpack_examples.sh [指定のディレクトリ]
「samples」ディレクトリに移動し、makeを実行します。
OpenGLを用いるサンプルのビルドのため、-lGL -lGLUの2つのオプションが付くように指定してください
[armadillo ~][指定のディレクトリ]/samples# make -C opengl LDFLAGS="-lGL -lGLU"
実行
ビルドを完了すると、samples直下の各サンプル毎のディレクトリ内に実行ファイルが作成されていますので、こちらを使ってサンプルプログラムを実行します。
例えば画像をドラッグ&ドロップするdragimagを使用する場合は以下のようになります。
[armadillo ~][指定のディレクトリ]/samples# cd dragimag [armadillo ~][指定のディレクトリ]/samples/dragimag# ./dragimag
実行時の作業ディレクトリが実行ファイルが格納されているディレクトリでない場合、 関連するファイルの配置場所の関係で正しく動作しないことがあるので、 必ずそれぞれのディレクトリに移動してから実行してください。