Armadilloの起動直後から時刻を扱いたい場合などにおいて、
タイムゾーンのJSTへの切り替えを止めてUTCのまま動作させたい場合の方法を紹介します。
※以下、Armadillo-840の場合の例です。
1.ATDE5をダウンロード
開発環境ATDE5を以下からダウンロードします。
i386向け
http://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/atde/atde5-i386-20151026.tar.xz
amd64向け
http://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/atde/atde5-amd64-20151026.tar.xz
ATDE5のインストールや起動方法は以下を参照してください。
第2章 Windows上にATDEを構築する
2.ソースコードをダウンロード
ATDE5上でソースコードをダウンロードします。
atmark@atde5:~$ wget http://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-840/source/dist/atmark-dist-20151120.tar.gz atmark@atde5:~$ wget http://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-840/source/kernel/linux-3.4-at16.tar.gz
※他の機種の場合は、各機種の最新版ソースコードをダウンロードしてください。
2.2 ソースコードを展開します。
atmark@atde5:~$ tar zxf atmark-dist-20151120.tar.gz atmark@atde5:~$ tar zxf linux-3.4-at16.tar.gz atmark@atde5:~$ ln -s atmark-dist-20151120 atmark-dist atmark@atde5:~$ cd atmark-dist atmark@atde5:~/atmark-dist$ ln -s ../linux-3.4-at16 ./linux-3.x
※他の機種の場合は、前項でダウンロードしたファイル名に読み替えてください。
3.カレントディレクトリを
「~/atmark-dist/vendors/AtmarkTechno/Armadillo-840/etc」
に移動します。
atmark@atde5:~/atmark-dist$ cd vendors/AtmarkTechno/Armadillo-840/etc
4.「gedit crontab」を実行し、
ファイル内の「TZ=JST-9」をコメントアウトして保存後終了します。
5.「gedit profile」を実行し、
ファイル内の「TZ=JST-9」をコメントアウトして保存後終了します。
6.カレントディレクトリを「~/atmark-dist」に戻します。
atmark@atde5:~$ cd atmark-dist
- makeします。
atmark@atde5:~/atmark-dist$ ln -s ../linux-3.4-at16 ./linux-3.x
8.上記7でできあがったlinux.bin.gzとromfs.img.gzを使ってArmadilloを起動します。