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Armadillo-810/840:Hermit-At Win32(フラッシュメモリ書換ツール(Windows用))でイメージ書き換え

at_kazutaka.bito
2017年10月3日 9時03分

Armadillo-810/840で、Hermit-At Win32(フラッシュメモリ書換ツール(Windows用))でイメージを書き換える方法です。

Armadillo-810/840とPCをネットワークで接続している場合は、
Armadillo-840製品マニュアル
12.2. netflashを使用してフラッシュメモリを書き換える
12.4. TFTPを使用してフラッシュメモリを書き換える
が使用できますが、何らかの理由で、WindowsPCのシリアルコンソールだけでイメージを書き換える場合の方法になります。

補足1)Armadillo-810/840のブートローダ(Hermit-At)が正常動作していることが前提になります。
補足2)シリアルインタフェース経由での書き換えなので、通信速度が遅く、時間がかかります。
 ブートローダが約30秒、カーネル:約5分、ユーザーランドは数10分は要します。
 ※)Armadillo-840のユーザーランドの標準イメージ(約43MB)の場合、書き換えにかかる時間は下記のとおりです。
  Hermit-At Win32: 約80分
  netflash、TFTP: 約5分

備考)補足2のとおり、シリアルコンソールだけでイメージ書き換えるのは、非常に時間がかかるため、
 イメージを書き込んだUSBメモリが用意できる場合は、
 Armadillo-400/800シリーズ:USBメモリを使って、イメージを更新
 の方が早く書き換えることができます。

Hermit-At Win32(フラッシュメモリ書換ツール(Windows用))でイメージを書き換える方法

1.WindowsPCにHermit-At Win32をダウンロードして、解凍します。

2.解凍したフォルダ内の、hermit.exeを実行します。
 Hermit-At Win32が起動します。

3.Hermit-At Win32の左枠の"Serial Port"の項目で、Armadillo-810/840のコンソールに使用しているポートを選択します。

4.Armadillo-810/840のコンソールの開発用USBシリアル変換アダプタのスライドスイッチを
 Armadillo-840製品マニュアル
 図4.13 スライドスイッチの設定
 の保守モード側に設定します。
 (スライドスイッチの設定方法は、Armadillo-810も同じです。)

5.Armadillo-810/840に電源を投入します。
 Hermit-At Win32の"Memmap"のボタンを押すと、フラッシュメモリのメモリマップが確認できます。

6.Hermit-At Win32の"Download"ボタンを押します。
 "Image"の項目に書き込むイメージのファイルを選択します。
 "Region"の項目で更新するイメージの領域を選択します。
 "ForceLocked"の項目は、上記5の"Memmap"の確認の際、"ForceLocked"と表記されている場合、チェックを入れます。
 "実行"ボタンを押します。(イメージ書き換えを開始します。)

7.config領域を消去する場合は、
 Hermit-At Win32の"Erase"ボタンを押します。
 "Region"の項目で"config"を選択します。
 "実行"ボタンを押します。

以上で、イメージの書き換えは終了です。