at_kazutaka.bito
2020年11月9日 11時26分
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1/640で、USB-HDMI変換アダプタ(GX-HDMI/U2)を使って
HDMIモニタに表示する方法(※)です。
※)この製品はDisplayLinkにに対応しているため、下記方法で動作しました。
DisplayLinkに対応していない製品では本方法では動作しません。
DisplayLinkに対応している製品でもデバイスによっては、本方法で動作しない可能性があります。
1.カーネルのコンフィグレーション
DisplayLinkのドライバを有効にするため、カーネルのコンフィグレーションを変更します。
「Displaylink USB Framebuffer support」を有効にします。
Device Drivers ---> Graphics support ---> Frame buffer Devices ---> <*> Displaylink USB Framebuffer support
上記の変更後、ビルドして生成されたカーネルイメージ(uImage)をArmadilloに書き込みます。
2.HDMIモニタに表示(例)
USB-HDMI変換アダプタ(GX-HDMI/U2)をArmadilloのUSBコネクタに接続します。
ここでの例では、画面表示のサンプルをインターネットからダウンロードします。
Armadilloをインターネットに接続可能なネットワークに接続して起動します。
X Window server(Xorg)をインストールします。
root@armadillo:~# apt-get update root@armadillo:~# apt-get install xorg
jwm(ウインドウマネージャ)をインストールします。
root@armadillo:~# apt-get install jwm root@armadillo:~# echo "exec jwm" > ~/.xinitrc
以上をインストールすると、USBディスプレイを接続した状態で以下のコマンドを入力すれば、
jwmによるGUIが表示されます。
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1の場合
root@armadillo:~# startx
Armadillo-640の場合
root@armadillo:~# FRAMEBUFFER=/dev/fb1 startx
補足)Armadillo-640の場合、フレームバッファ/dev/fb0はLCD用になっているため、
HDMIモニタのフレームバッファである/dev/fb1を指定しています。