Cactusphere

ソフトウェア仕様

IoTデバイスを多層的に保護するセキュリティソリューション

Cactusphereは「Azure Sphere」プラットフォームを採用しているので、MCU/OS/クラウドにおいて多層的にIoTデバイスを保護する仕組みを持っています。CactusphereデバイスはDPS(Device Provisioning Service)を仲介して、Microsoft Azureのサービス(IoT Central, IoT Hub等)に登録・認証することができます。また、CactusphereファームウェアはAS3(Azure Sphere Security Service)へデプロイすることによって個々のデバイスに配信できるほか、Azure Sphere OSはMicrosoft社からアップデートが提供されるので、常に最新でセキュアな状態を保持します。

デバイス管理ツール
Azure Sphere Explorer for Cactusphere
(ASE4CT)

Cactusphereを用いて構築したシステムでは、クラウド上で収集したデータの管理、AS3上でデバイスの管理を行う必要があります。デバイスの管理はAzure Sphere SDKのazsphereコマンドで個別に設定できますが、専用のデバイス管理ツール「ASE4CT」を利用することで、デバイス登録やグループ管理、アップデート管理、ソフトウェア管理を一括して行うことが可能です。デバイスの一覧を階層表示できるUIで、より直感的な操作性を実現。これを用いることで、システム運用の負担を大幅に軽減することができます。

Azure Sphere Explorer for Cactusphereのダウンロード

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Cactusphereのソフトウェア構成

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Cactusphereのソフトウェアは大きく分けて「Azure Sphere OS」と「Cactusphereファームウェア」の2つから構成されます。
Azure Sphere OSはMicrosoft社が提供し、セキュリティ対応等の更新プログラムが継続的に配信されるため、安全性の高い運用を長期間実施できます。詳細についてはMicrosoft社のWebサイトをご参照ください。
Cactusphereファームウェアはアットマークテクノが提供し、更新プログラムの作成・配信を行います。これはAzure Sphere OS上で動作するアプリケーションで、Azure(IoT Central)やセンサー・外部機器との通信機能が標準で実装されています。ユーザーは基本的にCactusphereファームウェアの開発が不要で、ネットワーク設定と接続先のクラウドに関する設定をするだけでAzureアプリケーションの開発を始めることができます。

Azure Sphere とは(Microsoft)

Cactusphereファームウェア

Cactusphereファームウェアのソースコードは、オープンソースとしてGithubで公開しています。必要に応じて自由にカスタマイズ、開発を行うことができます。

Cactusphereファームウェアのソースコード(Github)