採用事例 : 穀粒判別器「RN-700」

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「RN-700」は新開発の画像認識エンジンを搭載した穀粒判定器です。トレイ上の米に対して光源を変えながら撮影、複数枚の画像を処理し、米1粒ごとの粒質を判定します。トレイに米を広げてセットするだけの簡単な操作で、自動的に結果の出力まで行われます。検査員の眼ほどの正確さを目標として開発された本製品は、従来の判定方法を超える速さで粒数測定や結果の解析を実行することができます。

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(c) 株式会社ケツト科学研究所

半透明のトレイに載せた穀粒試料に対し、反射光による画像と透過光による画像を撮像し、得られた測定データをもとに1粒ずつの判定を行い、その結果を表示します。農林水産省により農産物検査に使用する機器として仕様が確認され、従来の目視鑑定から機械鑑定が可能になりました。

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(c) 株式会社ケツト科学研究所

Armadillo-840の役割

500万画素のカメラと、LEDによる照明およびLCDを使用した照明により、1粒毎に特徴を抽出し判別しています。また、カメラ・照明の制御および画像処理、データの管理など、機器の制御も行っています。

Armadilloの採用ポイント

Halconがポーティングされている実績がすでにあった点です。OSを載せる機種の開発が初めてのため不安がありましたが、技術サポートが充実していたことも採用の決め手となりました。



穀粒判別器「RN-700」の詳細情報(株式会社ケツト科学研究所)