どのパワーマネジメント状態を選択するかは、システム構成により異なります。
これは、パワーマネジメント状態の消費電力と復帰時間はトレードオフの関係にあるためです。
パワーマネジメント状態 | 消費電力 | 復帰時間 |
---|---|---|
Suspend-to-RAM | 小さい | 長い |
Power-On Suspend | ↓ | ↑ |
Suspend-to-Idle | 大きい | 短い |
また、消費電力と復帰時間はシステム(ハードウェア/ソフトウェア)構成によって異なります。
そのため、該当システムで消費電力と復帰時間を測定して最適なパワーマネジメント状態を選択する必要があります。
例えば、システムとして許容できる復帰時間に十分な余裕がある場合は、より消費電力の小さいSuspend-to-RAMを選択するのが良いと判断できます。