Armadilloフォーラム

config領域の書き換え用イメージ

sirakawa

2022年7月29日 21時18分

いつもお世話になっております。
後学のために教えてください。

hermit-at-Winの「Download」で「config」領域が選択できますが、
これに指定するイメージファイルはどのように入手もしくは作成するのでしょうか?

なにかしら自分で準備できるのであれば、
手作業で/etc/config配下のファイルを編集するのではなくconfig領域を書き換えるだけで
設定変更が可能になるため、手作業によるミスの防止や効率化につながると考えています。
利用シーンとしてはテスト環境の構築等を想定しています。

そこで、以下をご教示ください。
1)ATDE上でconfig用のイメージファイルを作成する方法
2)実機からデータを吸い出し、config用のイメージファイルを作成する方法
3)その他、config用のイメージファイルを作成する方法

コメント

at_akihito.irie

2022年8月2日 15時39分

入江です。

> 1)ATDE上でconfig用のイメージファイルを作成する方法
> 3)その他、config用のイメージファイルを作成する方法

config領域はflatfsというファイルシステムで構築されており、そのままの
ATDEでは扱えないため簡単ではないと思います。

> 2)実機からデータを吸い出し、config用のイメージファイルを作成する方法

Armadillo実機上で以下のコマンドを実行することで、そのArmadilloと同等の
configイメージを取得できます。
(下記例はArmadillo-840のものです。Armadilloによってmtdの番号やconfig領
域のサイズが異なるので、各製品マニュアルを確認してください。)

[armadillo]# dd if=/dev/mtd1 of=./config-image bs=1M
0+1 records in
0+1 records out
262144 bytes (256.0KB) copied, 0.083026 seconds, 3.0MB/s
[root@armadillo840-0 (ttySC2) ~]# ls -lh config-image 
-rw-r--r--    1 root     root      256.0K Jan  1 23:23 config-image

上記手順で取得したconfigイメージは、hermit-at Win32を用いてArmadilloに
書き込むことができます。

注意点としまして、config領域のサイズはhermitやLinuxカーネルの設定によっ
て変更することが可能です。
そのため、吸出し元のArmadilloと書き込み先のArmadilloでconfig領域のサイ
ズが異なる場合があり得るので注意が必要です。

もっとも、config領域のサイズ変更にはhermitやカーネルのコーディング作業
が必要なため、サイズが違う場合は作業者であればわかるはずではありますが、
一応お伝えしておきます。