Armadilloフォーラム

Armadillo-610起動できない要因について

hiro-seino

2024年6月5日 11時48分

お世話になっております。
現在、内製拡張ボード1では問題なくArmadillo-610は起動していますが、
内製拡張ボード2(内製拡張ボードよりGPIO信号引きだし多数)に内製拡張ボード1で実績のあるArmadillo-610を実装しても起動しませんでした。
VINは4.2V、+5V_IOは4.0Vのまま、610ボード上のLEDも点灯しません。(開発評価ボードでは問題なく起動しています。)
拡張ボード回路の違いと思われますが、Armadillo-610の起動に関わるGPIO信号はあるのでしょうか。
以上、よろしくお願いします。

コメント

at_matsuzaka

2024年6月5日 13時16分

松坂です。

製品マニュアルの章「CON2(拡張インターフェース)」の注意事項に記載されていますが、
拡張インターフェースに出ている信号のうち、プルアップ/プルダウン抵抗が接続されている信号はi.MX6ULLのブートモード設定ピンと兼用になっています。おそらく拡張ボードの回路によりブートモードが切り替わってしまい、正しく起動していない可能性があります。

お手数ですが、プル抵抗の論理に合わせて外部回路を構成いただくか、
3ステートバッファを挿入してブート時だけピンと外部回路を切り離すような構成をご検討いただけないでしょうか。

以下、トピックでも同じ話題となっていますので、参照ください。
https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/20210

hiro-seino

2024年6月5日 16時24分

松坂様
関連するLCDピンに接続されていたプルアップ抵抗4点、
レベルシフトICを除去したところ起動しました。
+5V_IOも5V出力されています。
ありがとうございました。

ただ、内製拡張ボード2のUART(Debug)コネクタからのデータが文字化けしており
DEBUG_UART_RX、DEBUG_UART_TXは開発評価ボードとは違うUART1(15ピン、16ピン)を使用しており
これが原因でしょうか。兼用ピンはUART(DEBUG)信号として使用可能でしょうか。
よろしくお願いします。

at_matsuzaka

2024年6月5日 17時00分

松坂です。

UART1を違うピン(15ピン、16ピン)で使用する場合は、ソフトウェアの修正が必要になります。

UART1をどのピンと接続するかはSoCのレジスタ設定で決めています。
標準のU-Bootイメージでは、DEBUG_UART_RX、DEBUG_UART_TXのピンがUART1と接続されるように設定されていますので、
違う(15ピン、16ピン)を使用する場合は、U-Bootを修正する必要があります。

hiro-seino

2024年6月6日 10時21分

松坂様
Device Tree Editorで15ピンをUART1_RX、16ピンをUART1_TXに
83ピン、85ピンをGPIOに設定することで
UART(DEBUG)コネクタからのブートデータは正常に受信することができました。
ありがとうございました。