suke_suta
2024年10月22日 11時49分
お世話になります
armadillo-IoT A6で複製を作ることは可能でしょうか?
インストールしたファイルやPythonも含め、全てのデータのコピーを作りたいです
よろしくお願いします
コメント
suke_suta
suke_suta
お世話になります、高橋です
> ・dump_rootfsによる方法(A6からルートファイルシステムアーカイブを作成する方法)
> も存在します。
> こちらは
> https://manual.atmark-techno.com/armadillo-guide-std/armadillo-guide-st…
> で説明しています。
8.2.1. dump_rootfs による方法
を元に、ルートファイルシステムアーカイブ作成を試みたのですが
USBにdump_rootfs.tar.gz と dump_rootfs.tar.gz.md5 が作成されません
作業としては
armadilloにUSBを差し込みマウントする→armadilloにログインした状態でdumprootfsを実行する でよろしいですか?
実行自体はできているのですが
dump_rootfs has succeeded.
というコメントが出てこないままarmadilloが再起動されます
よろしくお願いします。
at_shota.shimoyama
下山です。
> armadilloにUSBを差し込みマウントする→armadilloにログインした状態でdumprootfsを実行する でよろしいですか?
はい、概ねそのとおりです。
ただ、ArmadilloにUSBメモリを差し込んだ後はmountコマンドを使用してマウントする必要はありません。
また、ログインする際はrootでログインしてください。
ですので、
ArmadilloにUSBメモリを差し込む→Armadilloにrootでログインした状態でdumprootfsを実行する
という流れになります。
また、ご使用されているUSBメモリについてですが、
ATDEの「ディスク」というアプリケーションを開いて、添付画像のようにUSBメモリの情報を添付していただけますでしょうか?
パーティションやUSBメモリの容量、フォーマットなどを確認いたします。
よろしくお願いします。
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
USBメモリの情報.png |
suke_suta
高橋です
ありがとうございます
>
> また、ご使用されているUSBメモリについてですが、
> ATDEの「ディスク」というアプリケーションを開いて、添付画像のようにUSBメモリの情報を添付していただけますでしょうか?
> パーティションやUSBメモリの容量、フォーマットなどを確認いたします。
>
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
USB情報1.png |
suke_suta
申し訳ありません、途中で送信してしまいました
パーティションが2つに分かれており、USBの認識も何かおかしな雰囲気がします
よろしくお願いします
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
USB情報2.png |
at_shota.shimoyama
下山です。
USBメモリのパーティション構成が良くないようです。ご使用のUSBメモリのパーティションはおそらく2つに分かれていて、
パーティション1:2.1MB
パーティション2:322MB
と設定されているのだと思われます。
dumprootfsではパーティション1にファイルを保存するようになっていますが、2.1MBでは明らかに容量が足りないため、
正常に処理を終えられないのだと推測します。
ですので、解決策は
パーティション1と2を削除し、
USBメモリの全領域を丸々割り当てたパーティション1を新たに作成するということになります。
これはATDE8側の操作で可能です。
以下の手順になりますが、USBメモリ内のデータが削除されますので、残しておきたいデータなどがあれば事前に別の媒体やPCにコピーしてください。
1.添付画像の「ディスク」アプリケーションを起動してください。(「ディスク使用量アナライザー」の方ではないのでご注意ください)
2.添付画像(USBメモリの情報.png)のとおり、USBメモリを選択してください。
USBメモリ以外(特にVMwareと記載されているもの)を選択した上で次の手順を行ってしまうと、
ATDE8が破壊されてしまいますのでご注意ください。
3.添付画像(パーティションを削除.png)の赤枠で囲った[-]ボタンでパーティションを削除して、
添付画像(空き領域.png)のように全て「空き領域」となるようにしてください。
4.今度は[+]ボタンでパーティションを作成します。
・「パーティションを作成」では特に何もせず[Next]をクリックし、
・「ボリュームを初期化」では
・「Volume Name」はお好きなアルファベット文字列を入力し、
・「タイプ」は「FAT」を選択してください(NTFSだとArmadilloが認識しません)
[Create]をクリックして10秒ほど待機すると
添付画像(USBメモリの情報.png)のように、
フォーマットがFATのパーティション1が作成できます。
このUSBメモリを使用して、再度dumprootfsを試みてください。
よろしくお願いします。
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
「ディスク」アプリケーション.png | |
USBメモリの情報.png | |
パーティションを削除.png | |
空き領域.png |
suke_suta
お世話になります、高橋です
> このUSBメモリを使用して、再度dumprootfsを試みてください。
この状態にしてあればよろしいでしょうか?
dumprootfsを実行すると起動はしますが、やはり書き込みがされません
他に何が原因が考えられるでしょうか?
よろしくお願いします
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
USB設定結果.png |
at_shota.shimoyama
下山です。
> この状態にしてあればよろしいでしょうか?
はい、そうです。
> dumprootfsを実行すると起動はしますが、やはり書き込みがされません
> 他に何が原因が考えられるでしょうか?
dumprootfs実行終了後のUSBを「ディスク」で表示したとき、
パーティション構成は変わっていないでしょうか?
(変わらないのが正常です)
また、dumprootfs実行時にどのタイミングで失敗しているかなどが
分かるようなエラー文はないでしょうか?
差し支えなければdumprootfs実行時にターミナルに表示される全文を
添付いただけますと助かります。
よろしくお願いします。
suke_suta
高橋です
> dumprootfs実行終了後のUSBを「ディスク」で表示したとき、
> パーティション構成は変わっていないでしょうか?
> (変わらないのが正常です)
確認しましたがパーティション構成は変わっていません
>
> また、dumprootfs実行時にどのタイミングで失敗しているかなどが
> 分かるようなエラー文はないでしょうか?
> 差し支えなければdumprootfs実行時にターミナルに表示される全文を
> 添付いただけますと助かります。
>
表示される文を添付させていただきます、よろしくお願いします
ファイル | ファイルの説明 |
---|---|
全文.txt |
at_shota.shimoyama
suke_suta
at_shota.shimoyama
下山です。
申し訳ありません、dumprootfsの不具合の可能性が高いです。
過去のフォーラムで同様の問題が既にありました。
https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/10259
2022/11/30以降の初期化インストールディスクではこの問題は解決しておりますが、
お使いのArmadilloに書き込まれているインストールディスクが2022/11/30よりも
前のものであるため、この問題が発生したのだと思われます。
まずは上記フォーラムで記載されている方法を行ってください。
改めて記載しますと、
Armadillo内に/etc/dumprootfs/dumprootfs.confというファイルがありますが、
このファイルの末尾には
force_format=yes
という記載があるはずです。このyesの部分をnoに変更してください。
force_format=no
変更にはviエディタを使用すればよいかと思います。
vi /etc/dumprootfs/dumprootfs.conf
変更できたかどうかは
cat /etc/dumprootfs/dumprootfs.conf
で確認できます。
以上を行って、再度dumprootfsを試みていただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
suke_suta
高橋です
ありがとうございます、dumprootfsを行った結果USBに書き込むことができました
この後の作業は
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
12.2.4. ルートファイルシステムの書き換え
を基に行えばよいでしょうか?
at_shota.shimoyama
下山です。
> この後の作業は
> https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
> 12.2.4. ルートファイルシステムの書き換え
> を基に行えばよいでしょうか?
はい、他のArmadilloのルートファイルシステムのみを書き換えるということでしたらこの方法を基に行ってください。
デバイスツリーやLinuxカーネルなども書き換える場合には、
12.1.1 インストールディスクイメージの作成
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
を参考にしてください。
よろしくお願いします。
suke_suta
お世話になります、高橋です
ルートファイルシステムの書き換えのため
[armadillo /mnt]# ls | grep -v -E 'boot|lost\+found' | xargs rm -rf
のコマンドを実行したところ
rm: cannot remove 'dev': Device or resource busy rm: cannot remove 'mnt': Device or resource busy rm: cannot remove 'opt/license': Device or resource busy rm: cannot remove 'proc': Device or resource busy rm: cannot remove 'run': Device or resource busy rm: cannot remove 'sys': Device or resource busy
と表示されファイルが削除されないようです、この状態でも作成したdumpファイルを展開して良いでしょうか?
at_shota.shimoyama
下山です。
このような表示がされるということは、おそらくSDブートまたはUSBブートができていないのだと思われます。
SDブートまたはUSBブートができていない状態(eMMC上のルートファイルシステムが実行されている状態)では、
eMMC上のルートファイルシステムを書き換えることはできません。
(そのため、Device or resource busyと表示されています。)
eMMC上のルートファイルシステムを書き換えるためには、
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
の最初にも記載されているとおり、SDブートまたはUSBブートを行ってログインした上で、コマンドを実行する必要があります。
ちなみに、eMMC上のルートファイルシステムが起動している場合、以下のコマンドで/dev/mmcblk0p2の表示が確認できます。
root@armadillo:~# mount / mount: /: /dev/mmcblk0p2 already mounted on /.
SDブート・USBブートを行ったら、上記のコマンドを実行し、/dev/mmcblk0p2の表示が無いことを確認してください。
もし/dev/mmcblk0p2の表示があった場合、SDブート・USBブートができていないことになります。
よろしくお願いします。
at_shota.shimoyama
2024年10月23日 11時44分
下山です。
Armadillo内のファイルをそのまままるごとコピーして複製するということはできません。
おそらく開発したシステムを他のArmadilloに展開するという目的だと推察いたします。
その場合は、開発したArmadilloを複製できるようなインストールディスクイメージを作成して、
他のArmadilloにインストールするという方法を行ってください。
その方法についてはYoutube動画(https://www.youtube.com/watch?v=FFSMvBGRbUU)で分かりやすく解説していますので、
ご参考になさってください。
マニュアルでは
・https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
・https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6/armadillo-iota6_produ…
に対応します。
また、動画や製品マニュアルではルートファイルシステムアーカイブの作成として
・at-debian-builderによる方法(A6側で行ったインストール手順やファイルの用意などをATDEで再度行う方法)
のみ紹介していますが、
・dump_rootfsによる方法(A6からルートファイルシステムアーカイブを作成する方法)
も存在します。
こちらは
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-guide-std/armadillo-guide-st…
で説明しています。
よろしくお願いします。