shiba
2018年7月24日 8時58分
いつもお世話になっております。
Armadillo-IoT G3LのCPU周波数スケーリングに関してご教示願います
過去のマニュアル(https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3l/armadillo-iotg-g3l_p…)
にはCPU周波数スケーリングの変更方法及びカーネルコンフィギュレーションの記載がありましたが、
最新版製品マニュアル(armadillo-iotg-g3l_product_manual_ja-1.5.0.pdf)
※2017/12/28のアップデート以降よりCPU周波数スケーリング機能(CPUFreq)を無効に変更
から記載がありませんが、現状最新版のカーネルで使用する事は可能でしょうか?
CPU周波数スケーリング機能を使用する場合、menuconfigより
[ ] CPU frequency translation statistics details
↓
[*] CPU frequency translation statistics details
上記に変更し、
Governorの変更はsysfsディレクトリ以下のscaling_governorから変更が出来ると予想しておりますが、お間違いないでしょうか?
以上、お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
コメント
at_mizo
溝渕です。
正確ではない情報があったため訂正させてください。
> ARM電源電圧が異常になると、CPUが故障する場合があります。
バージョンv2016.07-at12以降のU-Bootを利用している場合は、CPUが故障する
ことはありません。
しかし、CPUFreqを利用することによりCPUが停止してしまう可能性があります。
CPUFreqと、i.MX専用のパワーマネジメント機能であるBUS freqを同時に利用
することによってARMが停止していることを確認しています。
現在のところCPUFreq/BUS freqそれぞれを単体で動作させている場合にはARM
の停止は確認できていませんが、ARM停止の発生要因が解明できていないため、
問題無く利用できるとは言い切れません。
このため、出荷イメージではCPUFreq/BUS freqが共に動作しないようになって
います。
以上です。
shiba
溝渕さま
ご回答有難うございます。
> 現在のところCPUFreq/BUS freqそれぞれを単体で動作させている場合にはARM
> の停止は確認できていませんが、ARM停止の発生要因が解明できていないため、
> 問題無く利用できるとは言い切れません。
>
> このため、出荷イメージではCPUFreq/BUS freqが共に動作しないようになって
> います。
上記承知致しました。
消費電流を押さえられる方法を検討しておりましたが、Armadillo-IoTのパワーマネジメント機能
を用いて押さえる方法を検討致します。
有り難う御座いました。
at_mizo
2018年7月24日 9時37分
溝渕です。
> 最新版製品マニュアル(armadillo-iotg-g3l_product_manual_ja-1.5.0.pdf)
> ※2017/12/28のアップデート以降よりCPU周波数スケーリング機能(CPUFreq)を無効に変更
> から記載がありませんが、現状最新版のカーネルで使用する事は可能でしょうか?
可能ですが、利用のリスクが考えられるために利用をおすすめしません。
[Armadillo 製品アップデートのお知らせ (2017年12月/Armadillo-IoT G3L対象)]
https://armadillo.atmark-techno.com/news/20171228/software-update-aiotg…
に記載の通り、「ARM電源電圧が異常になる不具合」の対策としてCPUFreqを無
効にしています。ARM電源電圧が異常になると、CPUが故障する場合があります。
2017/12/28のアップデートでは、以下のコンフィギュレーションを無効化する
ことでCPUFreqが動作しないようにしています。
CPU Power Management --->
CPU Frequency scaling --->
ARM CPU frequency scaling drivers --->
<*> Freescale i.MX7 cpufreq support
以上です。