tamatsu_tme
2018年10月2日 15時04分
件名のとおり、公開されている(最新の)at-debian-builderでArmadillo640用のルートファイルシステムを作成したところ、下記のようなメッセーがあり、そのルートファイルシステムで起動するとタイムゾーンはEtc/UTCでした。
Current default time zone: 'Etc/UTC' Local time is now: Fri Sep 28 05:21:06 UTC 2018. Universal Time is now: Fri Sep 28 05:21:06 UTC 2018.
そのような動作なのだろうと思っていましたがが、”a600_resources/resources/fixup”を見ると、実際には Asia/Tokyo に設定する事を試みてはいるがそれができていないように見受けられます。
以下のように修正すると、 Asia/Tokyo にすることができます。
--- a600_resources/resources/fixup.orig 2018-07-25 09:58:48.000000000 +0900 +++ a600_resources/resources/fixup 2018-09-28 16:38:23.438054423 +0900 @@ -16,7 +16,9 @@ locale-gen #Setup timezone -echo "Asia/Tokyo" > /etc/timezone +# echo "Asia/Tokyo" > /etc/timezone +rm -f /etc/localtime +ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime dpkg-reconfigure -f noninteractive tzdata #user/password/hostname
.... .... Generating locales (this might take a while)... ja_JP.UTF-8... done Generation complete. Current default time zone: 'Asia/Tokyo' Local time is now: Fri Sep 28 16:52:31 JST 2018. Universal Time is now: Fri Sep 28 07:52:31 UTC 2018.
コメント
tamatsu_tme
松本です。
> この部分は、次のようにする方が良いのではないでしょうか?
> timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
>
> これにより、
> /etc/timezoneと/etc/localtimeの両方を変更してくれるようです。
>
timedatectlを既に試しましたがダメでした。
エラーメッセージは失念しましたが(メッセージ)bus系がどうのこうのとのエラーだったと思います。
timedatectlはsystemd系のツールですので、(おそらく)chrootして設定を進めているat-debian-builderでは
chroot先の環境ではホストOSのsystemdと辻褄が合わなくなり、エラーとの事だと思われます。
そこで、わざわざシンボリックリンクを先に張っておいて、noninteractiveな dpkg-reconfigureではそれにしたがって設定を進めて併せて/etc/timezoneを書き出して修正するのを利用してみました。
y.nakamura
at_kojiro.yamada
このトピックの修正案を at-debian-builder に取り入れ、
11月29日の製品アップデート(https://armadillo.atmark-techno.com/news/20181129/software-update-a640)で、
公開いたしました。
ご指摘ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
y.nakamura
2018年10月3日 12時31分
中村です。
> そのような動作なのだろうと思っていましたがが、”a600_resources/resources/fixup”を見ると、実際には Asia/Tokyo に設定する事を試みてはいるがそれができていないように見受けられます。
自分で試していませんが、
640で発生するならG3系Armadillo(G3/G3L/X1)もかな?、と思います。
> 以下のように修正すると、 Asia/Tokyo にすることができます。
...
> -echo "Asia/Tokyo" > /etc/timezone
> +# echo "Asia/Tokyo" > /etc/timezone
> +rm -f /etc/localtime
> +ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
> dpkg-reconfigure -f noninteractive tzdata
この部分は、次のようにする方が良いのではないでしょうか?
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
これにより、
/etc/timezoneと/etc/localtimeの両方を変更してくれるようです。
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なかむら