Armadilloフォーラム

デスクトップ環境もしくはブラウザについて

kumikoohashi

2018年12月6日 11時32分

いつもお世話になっております。
大橋です。

G3上でウェブブラウザを使いたいのですが、動作確認されているデスクトップ環境+遠隔操作+ウェブブラウザがあったら教えていただけませんか。
googleでdebianの遠隔操作で検索したところ、組み合わせがあるようなので、動作確認されているものがあればそれを導入したいです。
開きたいウェブページがスタイルシートや転送などを多様しているため、テキストベースのlynxでは開けませんでした。

状況は、SIMの刺さったG3をルーターとして使用し、G3とはLANケーブルでつながっている機器Aがあります。
この機器のファームウェアはインターネット上から自動アップデート、もしくは機器AにウェブアクセスしてHTMLの管理画面からファイルをアップロードする方法が有ります。
ネットワーク環境が大変悪く自動アップデートが失敗するため、ひとまずG3の中に分割&結合で転送してファームウェアのファイルを置くことはできたのですが、これを機器Aの管理画面からアップロードするために、ブラウザが必要です。

もしどなたかご存知でしたら、よろしくお願い申し上げます。

コメント

>開きたいウェブページがスタイルシートや転送などを多様しているため、テキストベースのlynxでは開けませんでした。
"開きたいウェブページ" は、 "機器Aの管理画面" で認識あっていますか?

機器Aの管理画面がどのような実装なのかは分かりませんが、
単純なファイルアップロードなら、ブラウザを使うよりも
curl等で送信する方が自動化もできて便利かと思います。

curlコマンドによるデータ送信あれこれ - wagavulin's blog
https://www.wagavulin.jp/entry/2015/10/18/060938

または、機器Aの自動アップデートの実装が、単純なHTTPやFTPでのファームウェアダウンロードなのであれば
アクセス先のURLをArmadilloに変更するのも良いかと思います。(アクセス先を変更できる場合)

補足です。

>G3上でウェブブラウザを使いたいのですが、動作確認されているデスクトップ環境+遠隔操作+ウェブブラウザがあったら教えていただけませんか。

現在弊社ではArmadillo-IoT G3上でXを動作させた実績はありません。

もしこの方法を取る場合、Armadillo-IoT G3は画面出力できないため、仮想ディスプレイを作成する必要があります。
debianの場合、xvfbで仮想ディスプレイを作成し、
xrdpでリモートデスクトップサーバを立てることで実現可能かと思います。

xvfb: https://www.x.org/archive/X11R7.6/doc/man/man1/Xvfb.1.xhtml
xrdp: http://www.xrdp.org/

ちなみに、Armadillo-X1では軽量なWindow Managerや
デスクトップ環境を動作させた実績があります。

Armadillo-X1でGUIを使用する方法
https://users.atmark-techno.com/blog/6938/2861

Armadillo-IoT G3で動作確認しました。
今回は例として、WMは軽量であるJWMを採用しています。

1. 各種パッケージのインストール

# apt-get update
# apt-get install xorg jwm xrdp xvfb

xrdpは、パッケージインストール時に自動でデーモンとして起動します。

# systemctl status xrdp
 xrdp.service - xrdp daemon
   Loaded: loaded (/lib/systemd/system/xrdp.service; enabled; vendor preset: ena
   Active: active (running) since Thu 2018-12-06 04:47:03 UTC; 9min ago
     Docs: man:xrdp(8)
           man:xrdp.ini(5)
 Main PID: 2803 (xrdp)
   CGroup: /system.slice/xrdp.service
           2803 /usr/sbin/xrdp
           5190 /usr/sbin/xrdp

2. X起動時にjwmが起動するよう設定

# echo "exec jwm" > ~/.xinitrc

3. Xvfbの設定、起動

# export DISPLAY=:99
# Xvfb :99 -screen 0 1024x768x24 &

あとはPC等のリモートデスクトップクライアントから、Armadillo-IoT G3にRDP接続し、
rootでログインすると(運用時はrootでない方が良いです)、JWMを操作することができます。

ファイル ファイルの説明
aiotg3_xvfb_xrdp.png screenshot

早速のご回答ありがとうございます。

>"開きたいウェブページ" は、 "機器Aの管理画面" で認識あっていますか?

そのとおりです。ウェブサーバーが内臓されていて、ブラウザでLANのIPでアクセスすると開きます。
ここ以外からの設定変更は一切できず、ファームウェアの検索先の設定変更もできません。

> もしこの方法を取る場合、Armadillo-IoT G3は画面出力できないため、仮想ディスプレイを作成する必要があります。
> debianの場合、xvfbで仮想ディスプレイを作成し、
> xrdpでリモートデスクトップサーバを立てることで実現可能かと思います。
>
> xvfb: https://www.x.org/archive/X11R7.6/doc/man/man1/Xvfb.1.xhtml
> xrdp: http://www.xrdp.org/

こちらの方法を調べて行ってみます。

よろしくお願いいたします。

ごめんなさい、訂正します。

xvfbが無くても、xrdpのみでリモートデスクトップログインできます。
xrdpとウィンドウマネージャのインストールのみで良いです。

詳しく教えてくださってありがとうございます。
おかげさまで、リモートデスクトップでG3を開くことができました。

ちなみにブラウザはapt-getでインストールしたiceweaselがクラッシュして起動しなかったので、vivaldiを入れました。
一応、実行したコマンドをコピペしておきます。

https://vivaldi.com/ja/download/ こちらで32bit ARM版のアドレスを調べて
wget https://downloads.vivaldi.com/stable/vivaldi-stable_2.1.1337.51-1_armhf.deb
vivaldiをインストール
dpkg -i vivaldi-stable_2.1.1337.51-1_armhf.deb
しかし依存関係で入らなかったので、先に上で指定されたものを一通り入れる
apt-get install fonts-liberation libappindicator3-1 libnspr4 libnss3 xdg-utils libdbusmenu-glib4 libdbusmenu-gtk3-4 libindicator3-7
再び、dbkgを実行。
日本語の表示をインストール(Armadillo-X1でGUIを使用する方法 を参考にしました)
apt-get install fonts-takao-gothic