at_ito
2015年5月11日 4時55分
テストを行う際に、自動的にコマンドを実行したり等、テストの自動化を行いたい場合があるかと思います。
今回は例として、シリアル通信ソフトウェアであるTera Termマクロを使って、起動テストを行う方法を紹介します。
再起動を繰り返すマクロを作成
例としてArmadillo-IoTの起動テストで、以下のマクロを作成しました。
while 1 wait 'login: ' sendln 'root' wait 'Password: ' sendln 'root' wait '# ' sendln 'reboot' wait 'hermit> ' sendln 'b' endwhile
上記内容が記述されたファイルを拡張子「.ttl」(Tera Term Language)にして保存します。
マクロの実行
以下の手順を実行し、さきほど作成したマクロファイルを実行します。
- Tera Termのメニューから「コントロール」、「マクロ」を選択します。
- ファイルを開くダイアログが表示されますので、先ほど作成したマクロファイルを選択します。
- ファイルを選択すると、マクロが実行されます。
備考
上記の様に、簡単にテストを自動化することができます。
また、テスト以外にも製品出荷時のソフトウェア書込みなどにも、簡単に使えます。
参考
Tera Termマクロについては以下のURLが参考になります。
- http://ttssh2.sourceforge.jp/manual/ja/macro/
今回作成したマクロは、以下のリンクからダウンロードできます。
- reboot.ttl_.txt (※: reboot.ttl_.txtの拡張子を.ttlに変更してお使いください)