Raspberry Piで構築したシステムを、量産のためにArmadilloに移行したい方向けに、移行の手順や注意点をまとめたページです。
Armadilloとは
Armadilloとは、アットマークテクノが提供する試作から量産まで使える組み込みプラットフォームです。
詳しくは以下のページをご参照ください。
本手順で移行できるArmadillo
本手順における移行先Armadilloの選択肢は以下のとおりです。
各製品の詳細については、製品概要ページをご参照ください。
Armadilloでの開発イメージ
以下の図はArmadilloシリーズのひとつである、Armadillo-640のシステム開発をする際の接続イメージです。
Raspberry Piとの大きな違いとして、開発時にArmadilloに直接マウスやキーボード、ディスプレイを接続する必要はありません。
Armadilloは基本的にはUART経由でPCから操作し、Armadillo上で動作させたいプログラムはPC上で作成して、場合によってはクロスコンパイルしてからArmadilloに書き込むため、Armadillo上で開発を行う必要はありません。
作業用PCに専用の開発環境をインストールすることですぐに開発に取りかかることができます。
Raspberry PiからArmadilloへの移行手順
ハードウェア移行手順
ArmadilloはRaspberry Piと完全に互換性があるわけではありません。
そのため、最初にお客様がRaspberry Piで作成されたシステムがハードウェア的にArmadilloに移行可能であるかを確かめる必要があります。
ハードウェア的に移行可能であるかを確認する際に必要なものは作業用のPC(Windows/Linux)のみです。
ハードウェア確認段階でArmadilloを購入していただく必要はありません。
詳しい手順は以下のページをご参照ください。
ソフトウェア移行手順
Armadilloへのハードウェア移行が可能であることが確認できたら、次はソフトウェアの移行です。
ソフトウェアの移行可否の確認にはArmadilloが必要になります。 Armadilloには回路図も公開している周辺拡張基板などが含まれた開発セットをご用意していますので、当該のArmadilloシリーズで初めて開発される方は開発セットをご購入いただくことをおすすめします。
詳しい手順は以下のページをご参照ください。
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4 ソフトウェア移行手順
Armadillo-610・Armadillo-640 ソフトウェア移行手順