2019年5月30日13時00分
Armadillo-640をアップデートしました。
Linux カーネル v4.14-at12以降で標準イメージをビルドするには、firmware-imx パッケージのインストールが必要となります。 詳細は、後述のv「v4.14-at12以降のLinux カーネル標準イメージのビルド」をご覧ください。
このリリースはダウンロードページ、またはユーザーズサイトからダウンロード可能です。
Howto
Howto : Armadillo-640でMQSオーディオを使う
MQSを使用してオーディオの再生を行なう方法を紹介しています。
ドキュメント
Armadillo-640 製品マニュアル (v1.9.0)
- 「4章Armadilloの電源を入れる前に」のminicom設定方法を詳しく記載
- 「LCDインターフェースの動作確認」にQtによるGUIアプリケーションの開発は推奨していない旨の表記を追加
- 「20章Howto」に「wxWidgets を利用して GUI アプリケーションを開発する」を追加
- at-dtweb v2.1.0に対応
Armadillo-640 マルチプレクス表 (v1.1.0)
- CON9の13~18、25~28ピンのSDHC2関連の記述を削除
- SDHC2を割り当てることは可能だが、基板上のプルダウン抵抗によりSDインターフェースとして使用できない
Linux カーネル (v4.14-at12)
- MQS(Middle Quality Sound)対応
- linux-stableのcommitをmerge
- i.MX6 SDMAファームウェア組み込み
- LCD43EXT-L01対応
- RS485対応
ATDE7 (v20190527)
- atmark ユーザーをdialoutグループに追加
- firmware-imx パッケージをインストール
at-dtweb (v2.1.0)
- AWLMOD-00対応
- RTCMOD-00対応
- LCD43EXT-L01対応
- FG040360DSSWBG03対応
- LCD70EXT-L00対応
- MQS対応
- I2C/ECSPIのclockを設定可能に
- GPIOのPAD設定を変更(U-Boot設定によらず、必ず入出力可能に)
標準イメージファイル
- インストールディスクイメージ install-disk-sd-a640-20190529.img
- カーネル uImage-a600-v4.14-at12
- DTB (Device Tree Blob) armadillo-640-v4.14-at12.dtb
v4.14-at12以降のLinux カーネル標準イメージのビルド
v4.14-at12以降のLinux カーネルで標準イメージをビルドするには ATDE7 に firmware-imx パッケージをインストールする必要があります。
firmware-imx パッケージのATDE7へのインストール方法
ATDE7 をインターネットに接続し、ATDE7上で次のコマンドを実行してください。
[ATDE ~]$ sudo apt-get update [ATDE ~]$ sudo apt-get install firmware-imx
firmware-imx パッケージが必要な理由について
MQS(Middle Quality Sound) は、i.MX6ULLのSDMA機能を利用します。 SDMA機能の動作にはファームウェアが必要であり、ファームウェアは firmware-imx に含まれています。
Linux カーネル v4.14-at12 で、MQSに対応し、さらに MQS がデフォルトコンフィギュレーションで有効化されました。 そのため、Linux カーネル v4.14-at12 以降では、firmware-imx パッケージのインストールしておかなれば標準イメージをビルドすることができなくなりました。