製品の特長
「SUZAKU」シリーズは、2003年11月に発表した小型で汎用的な組み込みボードコンピュータです。組み込みボードとしてターゲットシステムへ容易に統合できるようにデザインされているだけでなく、ボード単体でも独立した一つのシステムとして動作するのに十分な機能を持っています。
Xilinx社のFPGAを採用していることが最大の特長であり、これを用いることによって、従来は固定ハードウェアで開発してきた作業の大半をソフトウェア開発のように行なえます。FPGAはハードウェア開発において高い柔軟性・拡張性があり、Linux OSはオープンソースソフトウェアをはじめとする豊富な資産を利用可能なため、低コストで効率良く組み込みシステムを開発できる製品です。
発売から14年以上にわたり供給を続け、2018年3月に全てのシリーズが販売終了となりました。
SUZAKU-V
SUZAKU-Vは、FPGAに高性能で実績の高いVirtex-4 FX/Virtex-II Proを搭載し、CPUコアとしてハードプロセッサのPowerPC405を採用しているCPUボードです。LinuxによるOS環境を提供しています。
Linux対応
標準OSにLinux(kernel 2.6[※1])を採用しており、豊富なソフトウェア資産と実績のある安定性を提供します。
自由自在に拡張
XilinxのVirtex-4 FX/Virtex-II Proを採用し、CPUコアの他、様々な周辺回路をFPGA内部に実現できます。86本の拡張I/Oピン[※2]により、小型ながらボード外部への拡張も容易に行なえます。
ネットワーク対応
LAN I/F(10BASE-T/100BASE-TX)とLinuxのTCP/IPプロトコルスタックを組合せ、容易にネットワーク対応機器の開発を実現します。
幅広い応用範囲
FPGAやプロセッサの性能評価から、量産製品への組み込みまで、ネットワーク対応システムへの最適なプラットフォームです。
※1 SZ310-U00 の場合、Linux Kernel 2.4に対応しています。
※2 SZ310-U00 の場合、拡張I/Oピンは 70本です。
SUZAKU-S
SUZAKU-Sは、FPGAに低価格なSpartan-3/Spartan-3Eを搭載し、CPUコアとしてソフトプロセッサのMicroblazeを採用しているCPUボードです。MMU不要のuClinuxによるOS環境を提供しています。
Linux対応
標準OSにLinux(kernel 2.4)を採用しており、豊富なソフトウェア資産と実績のある安定性を提供します。
自由自在に拡張
XilinxのFPGA(Spartan-3/Spartan-3E)を採用し、CPUコアの他、様々な周辺回路をFPGA内部に実現できます。86本の拡張I/Oピンにより、小型ながらボード外部への拡張も容易に行なえます。
ネットワーク対応
LAN I/F(10BASE-T/100BASE-TX)とLinuxのTCP/IPプロトコルスタックを組合せ、容易にネットワーク対応機器の開発を実現します。
幅広い応用範囲
FPGAやプロセッサの性能評価から、量産製品への組み込みまで、ネットワーク対応システムへの最適なプラットフォームです。
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