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Debian Buster:外部メモリの自動マウントについて

at_takuma.fukuda
2022年3月13日 15時58分

以前、下記ブログ記事にてUSBメモリを自動的にマウントする方法を紹介しておりました。
Armadillo-IoT(G3/G3L)/X1/640:USBメモリ認識時に自動マウントする方法

しかしながら、Debian Busterからudevのデフォルト設定が変化したため、この手段では外部メモリを自動的にマウントする事が出来なくなっています。
この記事では、Debian BusterでUSBメモリを自動的にマウントさせる手順をご紹介します。

fstabの設定

自動的にマウントさせたい対象を予めfstabで登録しておきます。
この時、ファイルフォーマットの指定をしなければならないため、それぞれの環境に合わせて設定を読み替えてください。

/etc/fstabの末尾に設定情報を追加

/etc/fstabを編集し、以下の内容を追記してください。

/dev/sda1 /mnt vfat defaults,noauto 0 0
sda1のファイルフォーマットがvfatである想定です。ご使用されるSDカードのフォーマットに応じて変更願います。

fstabの設定の有効化

以下のコマンドを実行します。

systemctl daemon-reload

上記完了後、以下のコマンドを実行し、

systemctl status mnt.mount

以下のような表示がされていれば、有効化完了です。

● mnt.mount - /mnt
...

udev設定

rulesファイル作成

以下の内容でrulesファイルを作成します。

ACTION=="add", SUBSYSTEM=="block", KERNEL=="sda1", ENV{SYSTEMD_WANTS}+="mnt.mount"

rulesファイル有効化

作成したrulesファイルを有効化します。 以下のコマンドを実行するか、電源再起動を行います。

udevadm control -R

以上の手順でマウントが実行されます。

補足情報

マウント以外に必要な処理がございましたら、rulesファイルに、 「,RUN+="/bin/bash ~~.sh"」のように追記してください。