Armadilloフォーラム

ROMイメージ書き込みサービスでのルートファイルシステム書き込み方法

e_ajimi

2023年7月6日 11時28分

ROMイメージ書き込みサービスを利用して、Armadillo-IoT G3に弊社開発のシステムがセットアップされた状態のルートファイルシステムが書き込まれた状態で出荷されるようにしたいと検討しております。
それにあたって作成したルートファイルシステムのアーカイブが書き込まれた状態での動作検証を事前に行っておきたいため、
実際の出荷過程でアーカイブファイル(tar.gz)を使ってルートファイルシステムを書き換える工程を教えていただくことは可能でしょうか?
できれば同様の手順の書き込み方法で動作検証ができればと思うのですが、現時点では以下のように作成したインストールディスクで一応の動作確認はできている状況です。
このような手順での検証で特に問題ないようでしたらその旨のご回答でも構いません。

①以下からダウンロードしたインストールディスクイメージをSDカードに書き込む
 https://armadillo.atmark-techno.com/resources/software/armadillo-iot-g3…
②SDカードの第2パーティションに含まれるimages/install.confのROOTFS_ARCHIVEとROOTFS_ARCHIVE_MD5を書き換え、それに合わせてアーカイブファイルを配置する。
③上記のインストールディスクで通常の手順でインストールを実行する。

コメント

古関です。

以下に回答いたします。

よろしくお願いいたします。

■ BTOサービスでROMイメージの指定が可能です
Armadillo-IoT G3でご指定のROM書き込みを希望される場合、BTOサービスをご利用ください。
https://armadillo.atmark-techno.com/bto/manual
https://armadillo.atmark-techno.com/bto/manual/g3

詳しくは、弊社担当営業がご利用の代理店にお問い合わせください。

■ ROMイメージの方法について
ROMイメージの作成方法は以下をご確認ください。
https://armadillo.atmark-techno.com/howto/bto/manual/g3_rom-image

↑ではビルド方法まで書かれていますが、U-BootやKernelが標準イメージのままで良ければ
ビルドは不要です。

また、イメージを指定後、すぐに大量生産されるわけではなく、
まずは、確認用の1台をお届けをし、OKが出ましたら量産の流れになります。

■ ルートファイルシステムの作成方法について
お客様が開発したシステムがセットアップされたルートファイルシステムを作成するには、
at-debian-builderをご利用ください。

* at-debian-builder
https://armadillo.atmark-techno.com/resources/software/armadillo-iot-g3…

* ルートファイルシステムのビルド方法
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3/armadillo-iotg-g3_pro…

■ インストールディスクイメージの作成方法
お客様でインストールディスクイメージを作成する場合は
インストールディスク作成ツールを使用してください。
at-debian-builderで作成したルートファイルシステムをインプットすると、それを取り込んだ
インストールディスクイメージの作成が可能です。

https://armadillo.atmark-techno.com/resources/software/armadillo-iot-g3…
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3/armadillo-iotg-g3_pro…

小関さま
お世話になっております。さっそくのご回答ありがとうございます。

動作検証に関しては、インストールディスク作成ツールで作成したインストールディスクイメージを使用して行いたいと思います。

追加の質問で恐縮ですがルートファイルシステムの作成方法についてお伺いしたく…
ご教示頂いたat-debian-builderを使用する方法は一度検討はしていたのですが、
再現性や確実性の観点から、弊社システムがセットアップ済みのArmadilloでdumprootfsコマンドを実行する方法を採りたいと考えています。
こちらに関しては何かしら問題はありますでしょうか?

古関です。

dumprootfsで吸い出したrootfsでも対応可能です。

個体ごとに配置すべきようなファイルもそのまままるごとクローンされますので、
回避したい場合は、以下のブラックリストに記載してからdumprootfsを実行してください。

/etc/dumprootfs/dump_excludes

古関さま

ブラックリスト活用させていただきます。
その上で別個体のArmadilloにインストールした際の動作検証を行いたいと思っております。
ご回答いただきありがとうございました。