Armadilloフォーラム

お世話になっております。

Armadillo-IoT G3LにIIJの閉域網SIMを挿入してLTE通信を行おうとしておりますが、LTE接続の時点で問題が発生しており接続ができない状態です。
以下のFAQも見ましたが、これらの確認だけでは原因が判明しないと認識しております。
https://armadillo.atmark-techno.com/faq/aiotg-g3l-lte-doesnt-work

以下に環境や、これまで試したことの詳細、お聞きしたいことについて記載させて頂きます。
また、操作時のコマンドログと、modemManagerのログレベルをdebugにした状態でのsyslogの2点を添付させて頂きます。

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■機器の情報■
機種：Armadillo-IoT G3L
書き込みイメージ：標準インストールディスクイメージ (Debian GNU/Linux 10) v20231225

■SIMの情報■
・IIJモバイルサービス/タイプI (閉域網)
・IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプAを利用しているためVPN接続される
・認証方式はCHAPである必要あり(PAPでは接続できない)

■試した事と結果■
SIMをArmadillo G3Lに挿入して、APN情報を入力してLTEコネクションを作成しても
「nmcli device」の結果表示されるステータスが数秒程度「connecting (prepare)」となった後に「disconnected」となり、通信できなかった。

まずSIMの問題を疑い、同じSIMを他の機器（富士ソフト社のFS040Wと、マイクロソフト社のSurface Go）に挿入して確認した。
その結果、通信ができたためSIMのアクティベーションやAPN情報の間違い等が原因ではないと思われる。

次に、Armadillo G3L側の問題を疑い、別契約のSIM(同じIIJモバイルサービス/タイプIだが、IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプAは利用しておらずAPN情報も異なる)を挿入して接続を試みたところ
何の問題もなく「nmcli device」の結果のステータスが「connected」になり通信ができる状態になった。
そのため少なくともArmadillo自体のLTE通信モジュールが故障しているわけではないと思われる。

次に、modemManagerのログレベルをdebugにしてsyslogを確認したところ、
SIMはCHAP認証でないといけないところをArmadilloはデフォルトではPAP認証で接続しようとしていたため、オプションを指定してCHAP認証での接続を試みた。
syslogを確認すると、ログ表示と「AT+CGAUTH」コマンドの引数からCHAP認証での接続を試みるように挙動が変わっているようには見えたが、接続は変わらず失敗した。

次に、syslogを確認するとmodemManagerがLTE通信モジュールに「AT+CGAUTH」コマンドを送った後、エラーコード50(Incorrect parameters)が返ってきていたため、
パラメータに使用不可能な文字が含まれていたり、文字列の長さの制限があるのではないかと推測をし、試しに文字列を短くした存在しないAPN情報を入力して接続を試みた。
その結果、存在しないAPN情報を指定しているためもちろん接続はできないが、エラーコード50が返ってくることは無くなり、接続のリトライを繰り返すようなログが出力された。
（ちなみに長かったユーザー名を30文字以下にすることでエラーコード50が返ってこなくなった。31文字以上だとエラーコード50が返ってきた。）

■添付したログを出力したときに行った操作■
APN情報そのままお送りするのは問題がありますので、アカウント・パスワード部分は、文字数と文字種別(小文字、大文字、数字、記号など)は維持したまま別の文字に置き換えさせて頂いております。

1.Armadillo起動(標準インストールディスクイメージ書き込み直後)
2.modemManagerのログレベルをdebugに変更
mmcli -G DEBUG
2.LTEコネクション作成(デフォルトのPAP認証)
nmcli connection add type gsm ifname ttyACM0 apn h.iijmobile.biz user a1bc12345@abc-abcdef-abcdef.abcde-abc.jp password 123456
3.接続がdisconnectedになったのを確認した後、LTEコネクションを削除。
nmcli connection delete gsm-ttyACM0
4.LTEコネクション作成(CHAP認証を指定)
nmcli connection add type gsm ifname ttyACM0 apn h.iijmobile.biz user a1bc12345@abc-abcdef-abcdef.abcde-abc.jp password 123456 ppp.refuse-eap false ppp.refuse-chap false ppp.refuse-mschap false ppp.refuse-mschapv2 false ppp.refuse-pap true
5.接続がdisconnectedになったのを確認した後、LTEコネクションを削除。
nmcli connection delete gsm-ttyACM0
6.LTEコネクション作成(CHAP認証を指定、APN情報のユーザー名を短くしてみる(30文字))
nmcli connection add type gsm ifname ttyACM0 apn h.iijmobile.biz user a1bc12345@abc.abcdef.abcdef.jp password 123456 ppp.refuse-eap false ppp.refuse-chap false ppp.refuse-mschap false ppp.refuse-mschapv2 false ppp.refuse-pap true
7.数分放置してからsyslogを取得

■お聞きしたいこと■
①LTE通信モジュールのAT+CGAUTHコマンドのためのとには文字数制限などあるのでしょうか？
②CHAP認証を指定する際のコマンドのオプションはこれで合っているでしょうか。
③その他で考えられる原因や、試すべき対応など考えられますでしょうか？

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以上、よろしくお願いいたします。