Armadilloフォーラム

Armadillo-IoT G3 無線LANのAPとClientの同時使用

junp

2016年10月17日 17時01分

いつもお世話になっております。藤本と申します。

Armadillo-IoT G3で、PCとArmadilloを通信させる際、
ルータ経由の接続(Clientモード)と直接接続(APモード)をどちらもできるようにしたいと考えています。
調べてみるとBuffaloのWLI-UC-GNM2などでは
デュアルモードという名前でClientモードとAPモードを同時に利用できるようですが、
Armadillo-IoT G3の無線LANモジュール(AEH-AR9462)ではそういったことは可能でしょうか?
可能であればその設定方法を教えていただけないでしょうか?

コメント

at_takumi.ando

2017年4月27日 11時19分

安藤です。
回答が遅くなり申し訳ありません。

無線LANの仮想インターフェースを追加することで、ClientとAPを同時に利用することが出来ます。
wlan0をAPとした場合、Client用にsta0という名前で仮想インターフェースを追加する例を以下に示します。

# systemctl stop NetworkManager.service            //NetworkManagerを停止します
# iw dev wlan0 interface add sta0 type managed     //wlan0 の仮想インターフェイス sta0 を追加します
# ip link set dev sta0 address 00:11:22:33:44:55   //sta0 に wlan0 とは別のMACアドレスを設定します
# systemctl start NetworkManager.service           //NetworkManagerを起動します

wlan0とsta0は個別のインターフェースとして扱うため、MACアドレスを分けなければ
ClientとAPを同時に動作させることが出来ません。

しかし当社では、無線LANモジュール(AEH-AR9462)のWi-Fi用のMACアドレスは1つしか用意しておりません。
(AEH-AR9462裏側に記載されている、もう1つのMACアドレスはBT用のものです)
したがって、sta0に割り当てるMACアドレスは藤本様に用意していただく必用があります。

また、ClientとAPは同一チャネルでなければ同時に動作させることが出来ません。

今回、APの作成にはhostapdを使用しました。フォーラムの以下の投稿が参考になるかと思います。
https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/2310