oct403_0808
2024年12月20日 15時30分
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製品型番：AG6261-C01Z
Debian/ABOSバージョン：
カーネルバージョン：
3G/LTE モジュール情報 (Debianのみ)：
その他：
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いつもお世話になっております。
A6E cat.1モデルのAG6261を使用しております。
microSDカードを使用してインストールディスクをArmadilloにイントールする段階ですが、
ループしてしまい、インストールが終了しません。
U-Boot 2020.04-at24 (Jun 25 2024 - 05:19:56 +0000)
CPU: i.MX6ULL rev1.1 at 396 MHz
Model: Atmark Techno Armadillo-IoT Gateway A6E Board
DRAM: 512 MiB
WDT: Started with servicing (10s timeout)
PMIC: PFUZE3000 DEV_ID=0x30 REV_ID=0x11
MMC: FSL_SDHC: 0, FSL_SDHC: 1
Loading Environment from MMC... OKⅹn: mxc_serial
Out: mxc_serial
Err: mxc_serial
switch to partitions #0, OK
mmc1 is current device
flash target is MMC:1
Net: eth0: ethernet@2188000
Fastboot: Normal
Saving Environment to MMC... Writing to MMC(1)... OK
Normal Boot
Hit any key to stop autoboot: 0
switch to partitions #0, OK
mmc1 is current device
rollback() Rolling back to mmcblk1p1
Saving Environment to MMC... Writing to redundant MMC(1)... OK
resetting ...
同モデルを弊社で3台購入し、うち2台では同じmicroSDカード、インストールディスクを利用してインストールが出来ました。
ループしてしまう個体は、別のmicroSDカードに変えてもループが起こります。
（御社に保証交換確認のためお送りしておりましたが、良品との判定でご返却いただきました）
考えられる原因はございますでしょうか。
| ファイル | ファイルの説明 |
|---|---|
| 20241220-1 roop.txt | |
| 20241220_2 mmcinfo.txt |
コメント
oct403_0808
at_shinya.koga
アットマークテクノの古賀です。
oct403_0808さん：
>お手数おかけします。
>再度ログをお送りします。
>よろしくお願いいたします。
有難うございます。ログを見ましたが、単に mmcblk1p1 と mmkcblk1p2 の間で rollback を繰り返している、という以上のことは、分かりませんでした。
一点気になるのは、インストールディスクからのブートで rollback が起きている、ということです。
実は、インストールディスクのディスクイメージでは、rollback が無効になるようにしているのです。にも関わらず、お手元のインストールディスクからブートした時に rollback が起きている、ということで、何かおかしいですね。
お手数をかけてしまい恐縮ですが、お手元の uSD カードに、弊社からリリースしているインストールディスクイメージを書き込んでインストールディスクを作成して、そのインストールディスクでブートした時のログを採取して頂いてもよいでしょうか？
https://armadillo.atmark-techno.com/resources/software/armadillo-iot-a6…
以上、どうぞ宜しくお願いします。
oct403_0808
お世話になっております。
ご指示いただいた通り、インストールディスク作成し、ブートしたところ、reboot: Power downと表示されました。
| ファイル | ファイルの説明 |
|---|---|
| 20241224_imagedisk.txt |
at_shinya.koga
oct403_0808
oct403_0808
ご無沙汰しております。
表題の件、
インストールできなかった個体のみ、Armadillo Base OSのバージョンが異なることが判明しました。
インストールディスク作成の個体は3.19.2-at.5と思われます。
社内でインストールに成功している個体（6261）のOSも3.19.2-at.5で
現在私が使用している問題の個体のOSは3.20.3-at.7でした。
私の個体は御社が配布されているインストールディスクでインストールが成功しているものではございますが
OSのアップデートはこちらでは実施しておりません。
（ちなみに社内でインストールに成功している個体（6261）と同時に購入しました。同時購入時にOSが異なることもあり得ますでしょうか。）
現時点での追加情報は以上です。
関連はございますでしょうか。
| ファイル | ファイルの説明 |
|---|---|
| インストール成功6261スクリーンショット 2025-01-28.png | |
| 今回ご相談している個体OS2025-01-28.png |
at_shinya.koga
アットマークテクノの古賀です。
oct403_0808さん（2025年1月29日 15時22分）：
>ご無沙汰しております。
>表題の件、
>インストールできなかった個体のみ、Armadillo Base OSのバージョンが異なることが判明しました。
>インストールディスク作成の個体は3.19.2-at.5と思われます。
>社内でインストールに成功している個体（6261）のOSも3.19.2-at.5で
>現在私が使用している問題の個体のOSは3.20.3-at.7でした。
>
>私の個体は御社が配布されているインストールディスクでインストールが成功しているものではございますが
>OSのアップデートはこちらでは実施しておりません。
…
>現時点での追加情報は以上です。
>関連はございますでしょうか。
eMMC にインストールされていた、出荷時の Armadillo Base OS のバージョンが違っている、ということですね。
インストールディスクから起動した場合、インストールディスク、つまり uSD カードの OS イメージで起動して、eMMC に OS イメージを書き込みますので、eMMC にインストールされている OS のバージョンは、影響しないはずです。
>（ちなみに社内でインストールに成功している個体（6261）と同時に購入しました。同時購入時にOSが異なることもあり得ますでしょうか。）
こちらについては、あり得ます。
月例アップデートのリリース後、アップデートに対応する最新 OS イメージを製造工程に反映しますが、その切り替わりのタイミングと、お客様のお手元に届くまでの間の販売代理店在庫などの関係により、一緒に納品された個体間で OS バージョンが異なる場合が起き得るのです。
ということで、当該個体でインストールに失敗する原因が、今のところ分かりません。
以前に頂いた、インストールディスクから起動した時のログを見ると、インストールディスクからの OS イメージをロードする際のログが一切出ていませんでした。とすると、OS イメージをブートローダーが認識できていない可能性がありますので、その点を確認してみましょう。
お手数ですが、以下の手順で、ブートローダー（u-boot）を操作して、ブートローダーの各コマンド実行時の出力を採取してみて頂けますか：
1.) Armadillo に USB ケーブルで接続した PC のシリアルコンソールで、スペースキーを押下した状態で Armadillo に電源を接続する。
2.) u-boot のプロンプト（=>）が出て入力待ちになるので、次に示すコマンドを、順に実行する。
=>
=> printenv mmcpart
この出力が 'mmcpart=2' の場合は、次のコマンドを実行してください。'mmcpart=1' であれば、実行しないでください。
=> run rollback => printenv mmcpart
'printenv mmcpart' の出力が 'mmcpart=1' であれば、次に進んでください。
=> printenv mmcdev => mmc dev 1
=> mmc rescan || echo fail => run loadbootscript || echo ok
=> run loadimage && echo ok => ls mmc 1:1 /boot
ここで、'run loadimage && echo ok' を実行した時の出力の末尾行が 'ok' ではない場合、OS イメージをロードできない状態です。
以下は、uSD カードの /boot ディレクトリの内容を、u-boot が正しく認識できているか、および、OS イメージをロードするための環境変数の内容が正しいか確認するためのコマンドです。
=> ls mmc 1:1 /boot => printenv loadimage => printenv image
上に示したコマンド全てについて、実行した時の出力を採取して、その内容を教えて頂けますか。
お手数をかけますが、どうぞ宜しくお願いします。
oct403_0808
古賀様
ご返信ありがとうございます。
本日ご指示いただきました方法でログ採取いたしました。
=> printenv mmcpart の結果は
'mmcpart=1'でした。
| ファイル | ファイルの説明 |
|---|---|
| 20250203_u-boot.txt |
at_shinya.koga
アットマークテクノの古賀です。
oct403_0808さん：
>ご返信ありがとうございます。
>本日ご指示いただきました方法でログ採取いたしました。
>=>printenv mmcpart の結果は
>'mmcpart=1'でした。
了解しました。
貼付して頂いたログを見ると、'mmc dev 1' コマンドの実行結果がおかしいですね：
=> mmc dev 1 Card did not respond to voltage select!
これと同じエラーが、'ls mmc 1:1 /boot' コマンドを実行した時にも出ています：
=> ls mmc 1:1 /boot Card did not respond to voltage select!
'mmc dev 1' コマンドでは、u-boot がアクセスする MMC デバイスを、microSD カードスロットに装着された microSD カードに切り替えようとします。
しかし、そこでエラーしていますので、切り替えできず、eMMC をアクセスする状態になっており、そのため 'run loadimage && echo ok' コマンドはエラー無く実行されています（※eMMC から OS イメージをロードしている）。
このエラーメッセージからすると、microSD カードを全く認識できていないようです。
Armadillo-IoT A6E の microSD カードスロットに microSD カードが正しく装着されているかどうかを確認する方法は、このフォーラムの、以下の質問スレッドをご覧ください：
https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/17770#comment-18025
念のため補足ですが、Armadillo-IoT A6E の microSD カードスロットは、マニュアルの「インターフェースレイアウト」にある (1) です：
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
microSD カードの挿抜手順は、マニュアルの「SDカードを使用する」にある「microSDカードの挿抜方法」に記載しています：
https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
ということで、二点確認させてください：
1.) ログを採取された際に、御社で作成されたインストールディスクの microSD カードを装着していらしたでしょうか？
もし microSD カードを装着していらっしゃらなかった場合は、装着してから再度ログ採取して下さいませ。
2.) 昨年 12/24 にコメントを頂いた際に作成して頂いた、弊社からリリースしているインストールディスクイメージを書き込んだ microSD カードを装着して、今回お願いした u-boot のコマンドを実行した場合、出力内容は、どのようになるでしょうか？
以上、どうぞ宜しくお願いします。
oct403_0808
at_shinya.koga
2024年12月20日 17時35分
アットマークテクノの古賀です。
oct403_0808さん：
>A6E cat.1モデルのAG6261を使用しております。
>microSDカードを使用してインストールディスクをArmadilloにイントールする段階ですが、
>ループしてしまい、インストールが終了しません。
ごめんなさい。頂いたログからは、要因が分かりませんでした。
起動失敗時に rolloback しているのですが、頂いたログは mmcbk1p1 への rolloback の分しかありません。つまり、二面化されたOS ストレージの片面でのエラーの分しかログがありません。
もう片面への rollback、つまり、mmcblk1p2 へ rollback する時のログがあると、エラー要因の手がかりをつかめるかも知れません。
https://armadillo.atmark-techno.com/guide/armadillo-base-os
>U-Boot 2020.04-at24 (Jun 25 2024 - 05:19:56 +0000)
>
>CPU: i.MX6ULL rev1.1 at 396 MHz
>Model: Atmark Techno Armadillo-IoT Gateway A6E Board
>DRAM: 512 MiB
>WDT: Started with servicing (10s timeout)
>PMIC: PFUZE3000 DEV_ID=0x30 REV_ID=0x11
>MMC: FSL_SDHC: 0, FSL_SDHC: 1
>Loading Environment from MMC... OKⅹn: mxc_serial
>Out: mxc_serial
>Err: mxc_serial
>switch to partitions #0, OK
>mmc1 is current device
>flash target is MMC:1
>Net: eth0: ethernet@2188000
>Fastboot: Normal
>Saving Environment to MMC... Writing to MMC(1)... OK
>Normal Boot
>Hit any key to stop autoboot: 0
>switch to partitions #0, OK
>mmc1 is current device
>rollback() Rolling back to mmcblk1p1
>Saving Environment to MMC... Writing to redundant MMC(1)... OK
>resetting ...
お手数ですが、
>U-Boot 2020.04-at24 (Jun 25 2024 - 05:19:56 +0000)
の後にエラーして rollback する時の二回分のログを採取して頂けますか。
つまり、引用して頂いた
と出た時のログに加え、その次の起動で出るはずの
と出た時のログも採取して頂けると助かります。
>同モデルを弊社で3台購入し、うち2台では同じmicroSDカード、インストールディスクを利用してインストールが出来ました。
>ループしてしまう個体は、別のmicroSDカードに変えてもループが起こります。
>（御社に保証交換確認のためお送りしておりましたが、良品との判定でご返却いただきました）
弊社の方で保証交換確認した際には、弊社で用意した uSD のブートディスクを使って SD ブートを正常に確認できたようですね。
>考えられる原因はございますでしょうか。
冒頭で述べましたように、現時点では原因不明です。ひとまず、二回分のログを頂ければと思います。
お手数をかけますが、どうぞ宜しくお願いします。