y.nakamura
2018年2月3日 7時51分
中村です。
Armadillo-IoTG3に(WiFiルータではない)WiFi-APを設定したとき、
再起動時にwlan0が自動でupしてくれません。
(nmcli device でconnectedにならない)
設定は次の通りです。
# nmcli connection add type wifi ifname wlan0 ssid aiotg3 # nmcli connection modify wifi-wlan0 \ 802-11-wireless.mode "ap" \ 802-11-wireless-security.key-mgmt wpa-psk \ 802-11-wireless-security.psk hogehoge \ ipv4.method manual \ ipv4.addresses "192.168.1.100/24" \ connection.zone internal # nmcli connection up wifi-wlan0 # nmcli device DEVICE TYPE STATE CONNECTION eth0 ethernet connected Wired connection 1 wlan0 wifi connected wifi-wlan0 ...(省略)...
Armadilloを再起動すると、次のようにdisconnectのままで、
手動でupすればconnectedになります。
# nmcli d DEVICE TYPE STATE CONNECTION eth0 ethernet connected eth0 wlan0 wifi disconnected -- # nmcli connection up wifi-wlan0 # nmcli d DEVICE TYPE STATE CONNECTION eth0 ethernet connected eth0 wlan0 wifi connected wifi-wlan0 ...(省略)...
また、Armadilloの再起動ではなく、connectedになった状態で
NetworkManagerサービスの再起動(restartやstop/start)でも
disconnectedになってしまいます。
ためしに
https://armadillo.atmark-techno.com/forum/armadillo/2132
を参考にWiFiルータとしての設定をした場合には、
Armadilloの再起動やNetworkManagerサービスの再起動でも
自動でupしてくれます。(自動でconnectedになる)
# nmcli connection modify wifi-wlan0 \ 802-11-wireless.mode "ap" \ 802-11-wireless-security.key-mgmt wpa-psk \ 802-11-wireless-security.psk hogehoge \ ipv4.method share \ connection.zone internal
/etc/NetworkManager/system-connections/wifi-wlan0の中身や、
nmcli connection show wifi-wlan0 での表示を見比べたりもしたのですが、
share か manual か以外は違いはなさそうです。
connection.autoconnect は yes になっています。
ipv4.method share のときは、NetworkManagerがdnsmasqを起動して
DHCPやDNSのサーバを動かしたり、ip_forward=1にしたり、
iptablesのFORWARDやNAT(MASQUERADE)の設定をしたりと、
いろいろやっているようですが、methodをmanualにして
固定でIPアドレスを設定すると、そういったルータとしての
機能はすべてOFFになります。
そういったルータ化の設定が、wlan0が自動でupするかどうかと
何か関係しているのでしょうか?
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なかむら
コメント
y.nakamura
中村です。
> > Armadillo-IoTG3に(WiFiルータではない)WiFi-APを設定したとき、
> > 再起動時にwlan0が自動でupしてくれません。
> > (nmcli device でconnectedにならない)
その後も少し調べてみたのですが原因がわからなかったので、
起動時にrc.localでupすることで回避することにしました。
rc.localで nmcli con up wifi-wlan0 するとき、
少し待たないとダメなときもあるので、
rc.localに次の1行を追加しています。
( sleep 5; nmcli con up wifi-wlan0 ) &
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なかむら
y.nakamura
中村です。
今年の2月の投稿になりますが、
Armadillo-IoTG3の無線LANで次のような問題があり、
> > > Armadillo-IoTG3に(WiFiルータではない)WiFi-APを設定したとき、
> > > 再起動時にwlan0が自動でupしてくれません。
> > > (nmcli device でconnectedにならない)
原因は不明のまま、次のような回避策を施していました。
> 起動時にrc.localでupすることで回避することにしました。
>
> rc.localで nmcli con up wifi-wlan0 するとき、
> 少し待たないとダメなときもあるので、
> rc.localに次の1行を追加しています。
> ( sleep 5; nmcli con up wifi-wlan0 ) &
G3の新モデル(M1)と一緒にリリースされたDebian9/Stretch(とカーネル4.9)を
旧型のG3に入れてみたところ(SDブートです)、この問題は出なくなりました。
G3-M1でもこの問題は出ていません。
--
なかむら
y.nakamura
2018年2月8日 7時25分
中村です。
> Armadillo-IoTG3に(WiFiルータではない)WiFi-APを設定したとき、
> 再起動時にwlan0が自動でupしてくれません。
> (nmcli device でconnectedにならない)
使用しているイメージのバージョンを書いておきます。
- u-boot-x1-sd-at13.bin
- uImage-x1-v20.00
- armadillo_iotg_g3-v20.00.dtb
- debian-jessie-armhf_aiotg3_20180131.tar.gz
SDカードブート、WiFi以外はeth0のみで、3Gは使っていません。
(最終的には3Gも使うようになりますが今は3Gなしです)
何か設定が足りないのか(手順の不足や間違いも含めて)、
あるいはNetworkManagerのバグなどが原因なのか、
何か情報があるといいのですが・・・
よろしくお願いします。
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なかむら