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Armadillo Base OS:コマンドラインで有線LANを設定(手順抜粋版)

at_kazutaka.bito
2024年6月14日 9時45分

Armadillo Base OS対応のArmadilloのネットワーク設定は、ABOS Web(※)というWeb GUIで行います。
※) Armadillo-IoT ゲートウェイ G4製品マニュアル「3.8. ネットワーク設定」

ここでは、ネットワーク環境などの理由で、ABOS Webが使用できない場合に、コマンドラインで有線LANを設定する方法です。

以下の実施にあたり、Armadilloにコンソール(※)を接続して起動し、"root"ユーザーでログインしておきます。
※)TIPS:ArmadilloのコンソールにTera Termを使用

1. コネクションの登録

まず、コネクション名(任意)で、有線LAN(ethernet)のネットワークデバイス(eth0)を登録します。
例)コネクション名「ethernet-eth0」の場合

armadillo:~# nmcli connection add con-name ethernet-eth0 type ethernet ifname eth0

以下、コネクション名「ethernet-eth0」の場合で説明します。

2. コネクションの設定

「ethernet-eth0」にネットワークの設定を行います。
ここでは、例として、下記のように固定IPアドレスに設定します。
 IP アドレス:192.168.10.10
 マスク長:24
 デフォルトゲートウェイ:192.168.10.1

armadillo:~# nmcli connection modify ethernet-eth0 \
ipv4.method manual ipv4.addresses 192.168.10.10/24 ipv4.gateway 192.168.10.1

3. コネクションの有効化

「ethernet-eth0」を有効化します。

armadillo:~# nmcli connection up ethernet-eth0

以上で、有線LANに「ethernet-eth0」の設定が反映された状態(※)になります。
※)本例では、Armadilloの有線LANが固定IPアドレス(192.168.10.10)に設定された状態

4. コネクションの設定を保存

上記コマンドだけでは、Armadilloの電源OFFやrebootによる再起動時には、「ethernet-eth0」の設定はクリアされています。
「ethernet-eth0」の設定を保存するには下記のコマンドを実行します。

armadillo:~# persist_file /etc/NetworkManager/system-connections/ethernet-eth0.nmconnection

参考)上記以外のコマンド例

「ethernet-eth0」の無効化

armadillo:~# nmcli connection down ethernet-eth0

「ethernet-eth0」の削除

armadillo:~# nmcli connection delete ethernet-eth0

IPアドレスをDHCPで取得するように設定
上記手順2のコマンドの代わりに下記コマンドを実行します。

nmcli connection modify ethernet-eth0 ipv4.method auto

ここでは、コマンド例で説明しましたが、コマンド自体の説明は下記マニュアルをご参照ください。
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4製品マニュアル「6.15. コマンドラインからネットワーク設定をする」