Armadillo Base OS対応のArmadilloのネットワーク設定は、ABOS Web(※)というWeb GUIで行います。
※)
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4製品マニュアル「3.8. ネットワーク設定」
ここでは、ネットワーク環境などの理由で、ABOS Webが使用できない場合に、コマンドラインで有線LANを設定する方法です。
以下の実施にあたり、Armadilloにコンソール(※)を接続して起動し、"root"ユーザーでログインしておきます。
※)TIPS:ArmadilloのコンソールにTera Termを使用
1. コネクションの登録
まず、コネクション名(任意)で、有線LAN(ethernet)のネットワークデバイス(eth0)を登録します。
例)コネクション名「ethernet-eth0」の場合
armadillo:~# nmcli connection add con-name ethernet-eth0 type ethernet ifname eth0
以下、コネクション名「ethernet-eth0」の場合で説明します。
2. コネクションの設定
「ethernet-eth0」にネットワークの設定を行います。
ここでは、例として、下記のように固定IPアドレスに設定します。
IP アドレス:192.168.10.10
マスク長:24
デフォルトゲートウェイ:192.168.10.1
armadillo:~# nmcli connection modify ethernet-eth0 \ ipv4.method manual ipv4.addresses 192.168.10.10/24 ipv4.gateway 192.168.10.1
3. コネクションの有効化
「ethernet-eth0」を有効化します。
armadillo:~# nmcli connection up ethernet-eth0
以上で、有線LANに「ethernet-eth0」の設定が反映された状態(※)になります。
※)本例では、Armadilloの有線LANが固定IPアドレス(192.168.10.10)に設定された状態
4. コネクションの設定を保存
上記コマンドだけでは、Armadilloの電源OFFやrebootによる再起動時には、「ethernet-eth0」の設定はクリアされています。
「ethernet-eth0」の設定を保存するには下記のコマンドを実行します。
armadillo:~# persist_file /etc/NetworkManager/system-connections/ethernet-eth0.nmconnection
参考)上記以外のコマンド例
「ethernet-eth0」の無効化
armadillo:~# nmcli connection down ethernet-eth0
「ethernet-eth0」の削除
armadillo:~# nmcli connection delete ethernet-eth0
IPアドレスをDHCPで取得するように設定
上記手順2のコマンドの代わりに下記コマンドを実行します。
nmcli connection modify ethernet-eth0 ipv4.method auto
ここでは、コマンド例で説明しましたが、コマンド自体の説明は下記マニュアルをご参照ください。
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4製品マニュアル「6.15. コマンドラインからネットワーク設定をする」