at_shinya.matsumoto
2024年6月25日 13時48分
Armadillo Twinを使用する事でArmadillo Twinからのアラート通知を受け取ることが可能です。
アラート通知の種類は下記の設定が可能です。
アラート通知の種類
・CPU使用率が設定値以上となった時
・CPU温度が設定値以上となった時
・フラッシュメモリの空き容量が設定値以下となった時
・メモリ使用率が設定値以上となった時
・ネットワークのpingのレスポンスが設定値以上となった時
・ストレージの書き換え寿命が80%・90%以上になった時
設定方法
Armadillo Twinに登録しているデバイスを選択し、右上の操作ボタンから「アラート設定を変更する」を選択します。
選択すると下記の様な設定画面が出てきますのでアラートを出したいものにチェックを入れて値を設定します。
アラートの詳細につきましては下記を参照下さい。
Armadillo Twin ユーザーマニュアル
以上でアラート通知の設定は完了です。
動作確認
今回はアラートが機能しているか確認する為に、例としてstressコマンドでCPU使用率を100%にしてアラートを出します。
確認用のコンテナを作ります。
コンテナの展開先をRAMからeMMCに変更
[armadillo]# abos-ctrl podman-storage --disk
コンテナイメージをダウンロード~コンテナ作成・起動
[armadillo]# podman pull docker.io/debian:bullseye-slim
[armadillo]# podman run -it --name=test debian:bullseye-slim /bin/bash
以下コンテナ内のコマンド
[container]# apt update && apt upgrade
[container]# apt install stress util-linux
CPUのコア数を確認(今回はコアが1つの製品を使用)
[container]# cat /proc/cpuinfo | grep processor | wc -l
1 //←A6Eや640/610の場合は1、G4やX2の場合は4と表示されます。
CPUの1コアに対してstressコマンドを実行(CPU使用率を100%にする)
終了する場合はCtrl+Cで終了します。
[container]# stress -c 1
=====以下、動作確認終了後=====
コンテナを抜ける
[container]# exit
testコンテナの削除
[armadillo]# podman rm test
コンテナの展開先をeMMCからRAMに変更
[armadillo]# abos-ctrl podman-storage --tmpfs
上記でstressコマンドを実行していると、CPU使用率のグラフが上昇し、Armadillo Twinからアラート通知のメールが
送信されます。
CPU使用率のグラフ
Armadillo Twinでも下記アラート情報が確認出来ます。
アラート情報
stressコマンドを停止し、CPU使用率を元に戻すとアラート情報が更新されます。
以上で動作確認は完了です。