Armadillo-X1/IoT(G3/G3L)では、突然の電源断などによるeMMC上のソフトウェアの破壊を防ぐ方法として、
overlayfsを使ったルートファイルシステムの保護機能(※)が使用できます。
※)
Armadillo-IoT ゲートウェイ G3製品マニュアル
22.2. ルートファイルシステムへの書き込みと電源断からの保護機能
ただし、overlayfsを有効にした状態では、ファイルはRAM上に生成されるため、
rebootなどにより再起動すると、再起動前のログやデータは残りません。
ここでは、overlayfs有効時に、再起動前のログやデータをeMMC上に残す方法として、
ルートファイルシステムとは別の領域(パーティション3(※注意事項※))にファイルを保存します。
※注意事項※
eMMCのパーティション3は、node-eye使用時のリカバリーイメージ用の領域(※)です。
よって、本ブログの方法は、node-eye使用時は使用できません。
※)
Armadillo-IoT ゲートウェイ G3製品マニュアル
表3.10 eMMC メモリマップ (型番: AGX314* の場合)